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本学大学院生(大沢育未さん)の研究が、長野県科学振興会助成金に採択

松本大学大学院 健康科学研究科
准教授 河野 史倫

一般財団法人長野県科学振興会・科学振興会助成金は、自然科学分野の研究を行う長野県内に在住する個人若しくは団体を対象とした研究支援制度です。本年度は修士課程1年・大沢育未さんが以下のテーマで研究助成を受けることが決定しましたのでご紹介します。

運動の新規効果「ヒストンターンオーバー」とH4K20me3の関係を検証する

運動は身体や精神に様々な良い影響をもたらします。我々はこれまでの研究結果に基づき「ヒストンターンオーバー」という新たな運動効果を提唱してきました。運動が骨格筋の遺伝子構造をリセットし、筋萎縮などを引き起こす遺伝子を増加しにくくするというものです。本研究テーマでは、H4K20me3というヒストンの化学修飾がヒストンターンオーバーの引き金になるのかをマウスを使って検証します。この研究は大沢君の修士論文テーマの一部であり、修士課程2年間で「運動によるヒストンターンオーバー」の仕組みを証明することを目指しています。本研究から得られた結果は、運動が持つ新たな意義として、長野県の健康長寿推進に役立てるよういち早く発信していきたいと考えています。

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