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地域行政の担い手、長野県山形村役場職員に採用された総合経営学科生にインタビュー
准教授 眞次 宏典
総合経営学部総合経営学科4年の清野雄大君が、長野県山形村役場の職員(事務)に採用されました。
大学では硬式野球部に所属して活躍していた清野君ですが、地域行政の担い手として4月にデビューします。
部活と勉学の両立について検討中の後輩大学生および高校生のみなさんに向けて、清野君のインタビューです。
眞次:それではまず自己紹介をお願いします。
清野:
総合経営学部総合経営学科4年の清野雄大です。
部活は硬式野球部所属です。ポジションは外野手(主にセンター)で2番バッターでした。
眞次:大学ではどんな生活をしていましたか。
清野:
朝から野球部の練習をして、昼休みは図書館で読書をしていることが多かったです。
時代小説が好きで、特に戦国時代のものが好きです。部活と両立は大変でしたが、大学の勉学も両立するように努力しました。特に試験前一週間は部活が休みなので、短期集中で試験勉強をしました。
大学入学前は、部活と勉強の両立ができるか不安だったのですが、しっかり両立できました。
眞次:清野君は山形村役場に採用が決まったそうですね。
村役場の職員になろうと思ったきっかけはなんですか。
清野:
私は松本市で生まれて2歳くらいで山形村に引っ越しました。それからはずっと山形村で育ちました。
高校時代に野球部で地域の方に大変応援されたので、村の方々に恩返しというか、地域のために働きたいと思い、村役場の職員採用試験に応募しました。
眞次:公務員試験に向けてどのような受験勉強をしましたか?
清野:
大学4年の4月から試験日の8月中旬まで、過去問を毎日休まずやりました。
キャリアセンターの方にアドバイスをいただいて、「一冊の問題集をしっかりやって、3冊分の勉強をしなさい」と言われたので、それをしっかり実行しました。
眞次:大学で得たものでなにか「これ」というものはありますか。
清野:
「地域密着」というのが大学のコンセプトであるので、大学でそれを身につけることができたと思います。
地域のフィールドに出て行って、地域の方々の改善してほしいことや、大学にやってほしいことを調べるという白戸先生の講義があって、そこで松本大学周辺の地域の方々の声を直接聴くことができたのが大変ためになりました。
眞次:たとえばどういうことですか。
清野:
私がその時に聴いたのは、通学時に松本大学の学生の自動車通行量が増えるが、小学生の登校時は避けて通ってほしいなどでした。それについて講義で発表して、グループワークで討論しました。
地域の大人から見て、子供の安全や地域全体の安全を配慮するという視点から物事を見るという体験はそれまでしたことがなかったので、役立ちました。
地元の山形村は歩車分離式の信号機が多いので、そういう講義で得た体験から、地元が子供を含む歩行者の安全に大変配慮していることが理解できるようになりました。
眞次:どのような村役場の職員になりたいと思いますか。
清野:
既存の村の良さを守りつつ、これから生まれてくる子供たちや外部から移住されてくる人たちに村の良さを伝えたいです。
そういう仕事を村役場でやりたいです。
眞次:それでは最後に、高校生へのメッセージをお願いします。
清野:
松本大学は地域とのかかわりを持てるので、村役場の行政に役立つものの見方や考え方が身につきました。
また、部活と勉学の両立も可能です。これは皆さんの成長にも役立つと思います。
部活と勉学の両立はなかなか難しいものです。
松本大学硬式野球部は強化部という位置づけなので、特に練習も厳しく、勉学との両立は大変です。しかし、清野君のように努力して成長する学生もたくさんいます。
また、松本大学では教員の講義や講義外指導だけでなく、公務員や民間の就職を目指す学生を対象としたキャリアセンターのスタッフによるサポートも充実しています。
松本大学総合経営学部では、自分の可能性を広げたいという学生のサポート体制を整えて、新入生をお待ちしています。