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2016/11/22
  • アウトキャンパス・スタディ事例

総合経営学科・兼村ゼミで地域企業から「ダイバーシティ経営」を学ぶ ~(株)協和精工へ訪問【下伊那郡高森町】~

堀政則社長(写真左)と質問をする伊藤翼君(写真右)

工場で説明を受ける

会社前で記念撮影

総合経営学部総合経営学科
教授 兼村 智也


企業の現場から学ぶことを目的としている私のゼミでは、前回の企業訪問(11/8)に続き、今回、11月21日(月)、(株)協和精工(下伊那郡高森町)を訪問させていただきました。
同社は平成27年度、経済産業省「ダイバーシティ経営企業100選」に選出された長野県唯一の企業です。

ダイバーシティ経営とは「多様な人材を活かし、その能力が最大限発揮できる機会を提供することで、イノベーションを生み出し、価値創造につなげている経営」を指します。同社は、ここ数年で従業員数を80名から160名へと倍増させる成長企業ですが、元・ファミレスの店長や建設会社の経営者など様々な前歴・年齢の方々を採用しています。さらに特筆されるのが障害者の方も積極的に採用していることで、4名の方が健常者と同様の環境のなかで勤務しています。
この訪問では、どのような経緯でそれに至ったのか、また彼らの能力をどのように活かしているのか、結果としてそれが企業の成長にどのようにつながっているのかを同研究テーマを取り上げる総合経営学科4年生の伊藤翼君らから質問させていただきました(写真参照)。

訪問の際にはご多忙のなか、堀 政則社長様、下井 明相談役様から懇切丁寧なご対応いただきました。
高齢化の進展とともに若年労働力が減少するなか、ダイバーシティ経営は地域企業にとって大変重要な課題と考えられます。
訪問した学生たちは来春から社会人になりますが、こうした先進企業の取り組みを知ることは彼らにとって大きな「財産」になるものと思われます。
その意味で今回の訪問意義は大きく、機会を提供していただいた(株)協和精工様にはこの場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございました。
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