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北信越オープン3連勝で、2年連続優勝【2016年7月9~10日(土・日)】 於:千曲市戸倉体育館運動場

松本大学学長 住吉廣行
1回戦対星城大学7月9日(土)
15:00~
結果
1-0
練習試合対東京国際大学7月9日(土)
17:00~
結果
4-3
2回戦対東海大学7月10日(日)
9:00~
結果
9-1
3回戦対東京国際大学7月10日(日)
13:05~
結果
4-3

北信越オープンでは、昨年富山県において東海学園大学との熱戦を制して久し振りに優勝していた。今年は星城、大阪国際、東海、中京学院、金沢学院、至学館、兵庫教育、東京国際を含め、全体で9大学チームの参加を得て開催された。
松本大学の第一試合は大阪国際大学を破った星城大学、二回戦は中京学院大学を破った東海大学、優勝戦は兵庫教育大学と至学館大学を破った東京国際大学となった。
先ずは優勝戦についてレポートし、遡って1,2回戦などにも言及したい。


3回戦 対東京国際大学

7月10日(日) 13:05~

3回戦1234567
松本大学00031004
東京国際大学00020103

打撃成績


打順指名守備1回2回3回4回5回6回7回
1水沢9二ゴロ  中前左飛四球 310
2小磯8遊ゴロ  投ゴ野選左前左飛 410
3熱野64二ゴロ  捕前犠左飛 投ゴロ300
4?駒田 右飛 四球右中2① 遊ゴロ311
5北川原 左飛 一ゴ野選①遊ゴロ 左前411
PR下島        000
6石田DP 左飛 左邪飛   200
PH松崎DP     左邪飛遊ゴロ200
7神戸  捕前ゴ遊内安① 中前 321
8濱田  二飛  三前ゴ 200
PH小山    左前①   111
9菅原4  左飛    100
PH高田6   二ゴロ 三前安 210
DF杉山1          
DF山下1          
     ※1 ※2 ※33084

※1・・・二盗死:小磯 ※2・・・暴投2進:小磯、3盗:小磯 ※3・・・2盗:高田

投手成績

投手成績打者被安打三振四死球自責点
杉山3123100
山下4198003
217338022

長打一覧

松本大学3塁打駒田
東京国際大学本塁打8

失策・・・松本大学:0/東京国際大学:4 犠打・・・松本大学:1/東京国際大学:0

観戦記

優勝戦は予想通り、前日練習試合とは言えタイブレイクの末8回4-3でサヨナラ勝ちしていた、一昨年インカレ優勝の強豪・東京国際大学であった。
相手投手は練習試合では背番号23、この試合は背番号21。松大は練習試合山下-杉山、この試合は杉山-山下の継投となった。

先攻の松本大学は
1回~3回まで内野ゴロ4、フライ1、外野フライ4と完璧に押さえられた。

東京国際は
1回裏、先頭打者(主将)に中前に運ばれたが後続を三者凡退。
2回裏も三者凡退、3回裏は内野への安打を2本打たれたが、守備妨害もあり無得点に抑え0-0。

4回表先頭打者の水沢が中前に、チーム初ヒット。小磯の投手前のバンドが野選を誘い無死一、二塁のチャンス。熱野はセオリー通りバンドで進塁させ、駒田が粘って四球を選び満塁。
ここで北川原が一塁へランエンドヒット気味に転がしたが、相手は間に合わない本塁へ、これで先取点が入った。
まだ一死満塁。DPの石田に犠飛でもと期待されたが、レフトへ浅いファールフライで還れない。託された主将の神戸は、遊撃深くへ転がし、内野安打で2点目が。チャンスに強いはずの濱田が今日は不調。
そこで岩間監督は1年生の小山を代打に。これが的中し、レフト前へクリーンヒットで3点目が入った。

その裏から予定通り投手は好投の杉山から山下に継投。先頭に投手強襲安打を浴びるが、次の五番打者の三塁前へのバンドを見事に処理し二封。ほっとしたのか、次の六番打者にレフトオーバーの本塁打を浴び、一挙に一点差に迫られる。その後の下位打線を抑え一段落。

5回表は期待の水沢が左飛に倒れたが、小磯がレフト前へ。
足を警戒しすぎたのか、一塁への牽制が暴投で労せずして二塁へ。
さらに低めの投球になるのを見極めて3盗に成功。熱野の左飛は浅く還れず。2点を還された後のイニングなので追加点が欲しい。
ここで4番の駒田が、右中間に逆らわない打撃で3塁打で待望の1点。
結果的にはこれが決勝点になった。

5回裏は簡単に二死をとったが、二、三番に中前、右前に連打され4番に。
ここがこの試合の最初の山場だったかも知れないがを山下が踏ん張り中飛におさえた。

6回表神戸の中前打とバンド気味のゴロで二死二塁。
9番高田が三塁前へ絶妙の軽打で二死一、三塁。
ここで高田が2盗、水沢が四球。高田の2盗がどうだったか?水沢に託しても良かったのでは?小磯も当たっているので、一つの作戦だったが、左飛に終わった。
ここで追加できなかったことで、流れは相手に。

6回裏の先頭打者は二塁への飛球。
しかし6,7番に中前、右前へ打たれ一死一、三塁。一打同点を狙ったのであろうか、一塁走者は二塁へ走ったが、捕手駒田は思いきって二塁へ、ここしかないというところへの好送球で刺した。
これはこの試合を決めたかも知れないという大きなプレイだった。二死三塁。ピンチを脱しかけたが、ここで8番打者にはレフト前へポテンと落とされ一点が入る。
さらに9番にも右前に引っ張られ二死一、三塁。振り返ればここが最後の山場だったが、山下はよく踏ん張って、好打の1番打者を二ゴロに打ち取った。

最終回の松本大学は二死から北川原がレフト前へ、捕逸もあって二死二塁。
しかし松崎は遊ゴロで追加点は入らなかった。後は守りきるだけ。

7回裏先頭の二番打者を遊ゴロに打ち取る。
三番打者の三塁方向への痛烈な流し打ちのライナーを、神戸がバシッという音が聞こえる好捕で凌ぐ。
最後の4番打者は起死回生を狙って大きく振ってきたが、三塁へのゴロを神戸がさばいて松本大の優勝が決まった。

こうした接戦を凌いで勝利できたことは、自信という面からみても、これからの東日本インカレやインカレに好影響を与えることであろう。
しかしヒット数は相手の方が多い。どこで相手を上回っていたのか。野手選択を含む失策の数、つまり守備力の差以外には考えられない。
特に4回の3点は野選が二つもあり、それが得点に結びついている。投手の精神面に与えたダメージは大きかったと想像できる。


表彰式では、大会実行委員長は「すばらしい試合を見せていただいてありがとうございました」と講評というよりお礼の挨拶をされました。
この後は、東日本インカレ(埼玉県)、白馬カップ、インカレ(鹿児島県)と続くが、レギュラー・クラスのけが人が復活してきているので、これからは怪我人を出さず、万全の準備で臨んでいただきたい。
東日本インカレの初戦は、東京女子体育大学だ。本学は、東京富士大学を含む強豪揃いのブロックに入ったが、インカレ本番での活躍を目指すには、この方が良い経験になるかもしれない。

1,2回戦(対星城大学、東海大学)及び練習試合の戦績

7月9日(土) 15:00~ 1回戦:対星城大学

1回戦1234567
星城大学00000000
松本大学0000001x1

打撃成績


打順指名守備1回2回3回4回5回6回7回
1熱野三ゴロ 二ゴロ    200
 菅原     遊ゴロ 100
2小磯遊ゴ失 捕ゴロ  二ゴロ 300
3水沢遊ゴロ  中飛  右中3310
4駒田投ゴロ  一ゴロ  二ゴ失①301
5酒井 投ゴ失 二飛   200
6北川原 左飛  右直  200
7濱田 一ゴロ  二ゴ失  200
8小山DP 三振     100
PH松崎     左邪飛  100
9赤羽  二ゴロ    100
PH杉山ち5     遊ゴロ 100
DF山下          
DF杉山          
   ※1   ※2  2211

※1・・・2盗:小磯 ※2・・・走塁死:濱田

投手成績

投手成績打者被安打三振四死球自責点
杉山4131110
山下

3

101200
226221101

長打一覧

松本大学3塁打小磯
星城大学2塁打5

失策・・・松本大学:0/星城大学:4 犠打・・・松本大学:0/星城大学:0 盗塁・・・松本大学:1/星城大学:1

観戦記

この試合は投手戦だったと言えよう。
1,2年生しかいない若い星城大学だったが、松本大学も創部2年目の同じ頃、東京女子体育大学を破って東日本インカレ3位になっていた。
この試合は当時を思い起こさせた。
松本大が1安打、星城大が2安打の試合であった。
勝敗を分けたのは守備力だったか。
松大もヒットが出ない割に四度は塁上を賑わした。

しかし
5回裏の濱田の二塁への当たりを一塁へ悪送球、濱田は二塁を狙ったが、相手捕手がきちんとバックアップに入っていたため、濱田は挟まれアウト。
一方ではこうした好守備も星城には見られた。星城には犠打も見られず、学生に任せた采配だったのだろうか。

松大の守備も
2回表、死球で5番打者を塁に出したが、続く6番を二塁ゴロで、綺麗な併殺を完成させるなど、先輩らしさも見せていた。

星城は
3回表にも、7番のキャプテンにレフト前へ初安打。
二盗にも成功したが、最後はピッチャーゴロで凌いだ杉山であった。

次の星城の好機は、投手が予定通り山下に変わった
5回表に訪れた。
高めのつり球で5番打者を三振に取ったまでは良かったが、一死から6番打者に左中間に2塁打を放たれる。
この試合、星城2度目のそして最後のスコアリングポジションに進めた攻撃だった。
しかし山下は後続の7番を遊ゴロに、8番を三振に切って取った。

対する松大は
1回裏に、エラーで出塁した小磯が二盗に成功したが、水沢、駒田が内野ゴロ。
2回裏も酒井が相手投手のエラーで出塁するも、後続は二塁にも送れず。

そして最後のチャンスは
最終回。前の2打席、遊ゴロ、中飛と今ひとつの打撃だったが、ついに3打席目先頭打者として右中間深くへ、目の覚めるようなライナーの3塁打。
次は4番の駒田だが、最初は投ゴロ、2打席目はセーフのように見えた一塁ゴロだったが、いずれも不発。どうかなと思って見ていたが、二塁へのゴロ。
本塁への送球を焦って、ボールから目を離したかライト前へ転がるエラーで決勝点が入った。

僅か1安打での勝利という意味では、この大会最大の関門だったかも知れない。しかし、ワンチャンスをものした粘りと投手を含む守りは、日頃の練習の成果が出たものだろう。


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7月9日(土) 17:00~ 練習試合:対東京国際大学

練習試合12345678
東京国際大学000020100
松本大学20100001x4

打撃成績



打順指名守備1回2回3回4回5回6回7回8回
1水沢9一ゴロ左中2  左前 二ゴロ 420
2小磯8左線安遊直  三前安 中直併 420

3

熱野6中越3① 中前 投前ゴ  一ゴロ421
PR下島         000
4駒田2遊ゴロ 右中3①    左前①322
PR曽根原2    遊ゴロ   100
5北川原3遊強安① 遊ゴロ 遊ゴロ   311
6濱田DP7四球 中飛併  左邪飛  200
7石田7一邪直  二ゴロ    200
小山DP     右飛  100
8赤羽5 左邪飛      100
PH松崎    三ゴロ    100
杉山ち5     遊ゴロ  100
9菅原4 遊ゴロ 遊ゴロ    200
PH酒井       四球 000
DF山下1           
DF杉山1           
    ※1  ※2 ※3 2994

※1・・・二盗死:小磯 ※2・・・暴投2進:小磯、3盗:小磯 ※3・・・2盗:高田

投手成績

投手成績打者被安打三振四死球自責点
山下3122010
杉山5228112
237319024

長打一覧

松本大学3塁打駒田、熱野
2塁打水沢

失策・・・松本大学:1/東京国際大学:1 犠打・・・松本大学:0/東京国際大学:3

観戦記

共に初日が一試合だけしか組まれていなかったため、両監督の合意で練習試合が設定された。

初回裏熱野の3塁打、

3回裏は駒田の3塁打で3点を先行した松本大学であったが、

5回裏の一死二、三塁を4番と5番で還せなかったという逸機が痛かった。
その付けが後で回ってくることになる。

その前の
5回表に4連打で2点、7回表に2安打と失策に乗じて同点とされ、タイブレイクに。

8回、相手の先行を小磯の本塁へのストライクの返球で刺したが、対する松大は熱野が一塁への軽打で送り、一死三塁から駒田のレフト前でサヨナラ勝ち。
練習試合とはいえ緊張感のある試合をものにできた。反省点も多くあったものの、気分良く明日へ向かうことが出来る。


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7月10日(日) 9:00~ 2回戦:対東海大学 5回コールド

2回戦1234567
松本大学07011--9
東海大学00001--1

打撃成績



打順指名守備1回2回3回4回5回
1水沢9二ゴロ右中2③二ゴロ  313
松崎9    左前①111
2小磯8右飛右中3① 四球 211
福島8     000

3

熱野6左前中前① 遊ゴロ 321
酒井6     000
4駒田2左直中前 遊内安① 321
曽根原2     000
5北川原3 投強安

中前①
 右飛 321
小山3     000
6赤羽5 投ゴ野選

二ゴロ
   200
PH寺田    右中2 110
7草場DP 左前投ゴロ  210
PH青柳DP    遊飛100
8濱田7 二直投ゴロ  200
石田7    中前110
9菅原4 投ゴロ右中3  210
杉山ち4    捕前犠000
DF山下1        
DF杉山1        
    ※1 ※2※326138

※1・・・2盗:小磯、2盗:北川原 ※2・・・2盗:小磯、走塁死:駒田 ※3・・・走塁死:松崎

投手成績

投手成績打者被安打三振四死球自責点
山下3100010
杉山2112010
151・2/3137006
361・1/362000
8152011
35142001

長打一覧

松本大学3塁打小磯
2塁打水沢

失策・・・松本大学:2/東海大学:3 犠打・・・松本大学:1/東海大学:0

観戦記

この試合は松本大学の一方的な試合となった。春の松井田カップでは1-0と接戦の末ようやく勝利していたのだが、もう少し楽な戦いができるだろうと激励しておいた。

特に
2回表の北川原から始まる攻撃は、相手の野選を含め草場のレフト前打で無死満塁。
しかし、好機に強いはずの濱田が二直、菅原も投手へのゴロで嫌な雰囲気。
しかしここはさすが水沢。右中間に走者一掃の二塁打で3点。
さらに小磯も右中間三塁打で4点目、熱野センター前へポテンヒットで5点目。
駒田も中前に続きおせおせムード。
相手は投手交代をしたが、駒田に対するテンポラリーの小磯の二盗が暴投を誘い熱野が生還。
この回2打席目の北川原が中前適時打で7点目が入り勝負は決した。

4回表にも、四球、盗塁、安打を絡め1点。

5回表は次々と代打を繰り出し、2本の安打に犠打を絡め1点。

その結果
5回裏は守備陣も三塁赤羽を除き、先発から全員代わっていたものの、4回から山下(3回まで無安打、一四球の好投)に代わった杉山が、制球に苦しんだ。
東海大学も代打を繰り出し、エラーや野選も重なり、無死満塁のピンチ。
ここで9番の代打は浅い右飛。
しかし1番の代打にレフト前に運ばれ1点を献上。
次打者のライト線への難しい当たりを松崎が好捕して二死。
三番打者が、バッターボックスから足をはみ出す反則打球を侵してアウト。
あっけない幕切れとなった。

松大トーナメント.gif

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