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松井田カップ、3勝1分でうれしい初優勝【2016年4月16日(土)~」】

松本大学学長 住吉廣行

参加校は7、チームは8。主管の新島短大がチーム数を偶数にすべく、二チームを編成してくれた。これをABの2つのブロックに分け、ブロック毎に総当たり戦を行う。各ブロックの同じ順位同士が順位決定戦を行うという方式で戦った。

Aブロック

1位松本大学3-0
2位文教大学2-1
3位東海大学1-2
4位新島短大A0-3

Bブロック

1位富士大学3-0
2位東北福祉大学2-1
3位関東学園大学1-2
4位新島短大B0-3

松本大学は初日は、第1試合(対新島短大A)と第4試合(対文教大学)と抽選で決まり、二日目の第2試合で東海大学と対戦するところまでは抽選で決まっていた。二日目の第3試合でBブロック首位の富士大学と戦うことは、初日の結果を見て(特に富士大が東北福祉を5-4で破ったこと)おおよそ見当が付いていた。

松本大学は初日こそ2戦ともコールド勝ちであったが、二日目は適時打欠乏症に罹患したようで、2試合でわずか1点しかあげていない。特に優勝戦となった富士大学戦は0-0の引き分けだったが、事前のルールでどちらがロングヒットを放ったかで決めるようになっており、本学が高田の3塁打、富士大は2塁打だったので、本学が優勝ということになった。

本大会初出場以来、何度か好成績を納めてはいるが、優勝は初めてで、優勝カップを松本へ持ち帰った。この試合新井先生やコーチ就任予定の赤沢さんも同行していたが、この二人は初参加・初優勝を経験したことになる。逆にいつも観戦に訪れている中村文重・広報室長は、私用で観戦できず、優勝の瞬間を見ることができなかった(残念!)。


第1回戦 対新島短大A

1回戦1234567
新島短大A02000--2
松本大学2292--15
打撃成績


打順指名守備1回2回3回4回5回6回7回
1水沢9左飛失中越本①右線2①右飛---422
2小磯8中前①投ゴロ中前① ---322
PH福島8   投強安---111
3神戸6投前安三前安三前安二強安---440
4北川原3四球右前右前① ---221
PH今野3   二ゴロ①---101
5高田DP捕前犠①   ---001
PH曽根原  遊ゴ野選①  ---101
下島   投ゴ失三振---200
6濱田7二ゴロ左越本②遊直二ゴ①---313
7赤羽5 遊ゴ失左前 ---210
PH寺井    四球---000
8駒田2 一飛  ---100
PH草場2  左中2遊ゴロ---210
9菅原4 二犠飛①  ---001
PH杉山ち4  中前①左中本①---222
DF山下1          
杉山1          
高須1          
    ※1※2    281615

※1・・・2・3盗:赤羽 ※2・・・暴投:高田①、2盗死、2盗:下島・寺井

投手成績

投手成績打者被安打三振四死球自責点
山下3122211
杉山130000
高須152000
24162010
3151001
7711510016
53163102

長打一覧

本塁打水沢、濱田、杉山ち
二塁打水沢

戦況

この大会の準備に骨を折って下さっている新島学園短大の皆さんが、しかもチーム数を偶数にするためにAB二チームに分割しての参加となっている。この試合はこうしたハンデを背負ったチームとの対戦となった。

本学は初回裏、水沢の左飛を相手がエラーし、無死二塁。小磯の中前打で本塁送球セーフの間に2進。神戸投前の安打と盗塁、北川原四球で無死満塁。ここで高田の犠打が本塁、一塁で併殺となる間に神戸が2塁から長駆生還で2点目。ここで本塁で封殺アウトの審判のコールが無く、得点と勘違いしていた岩間監督は未だ一死二塁と思い込んでいたが、実はアウトだったことに抗議が続いた。

2回表、新島短大は四球、送りバンド、遊ゴロで二死三塁。ここで8番打者が中前適時打。9番打者の三ゴロ失で2点目が入り同点に。新島は大喜びであった。

2回裏、相手ショートのエラーで出塁した赤羽が、2,3盗を決め、菅原の2塁奥への飛球でタッチアップし生還。卒のない攻めだった。さらに水沢がセンターオーバーの本塁打を放ちこの回2点目。この大会は、外野フェンスが設けられておらず、抜ければボールは外野を転々とするので、本塁打が出やすい大会となっている。3回山下、4回杉山が三者凡退、5回は1年生高須がマウンドに上がったが、1死から左前、二死から右前と打たれたが、大量点を背景に無得点で切り抜けた。高須には良い経験になったと思う。

さて打線の方は3回裏に打者15人を送る猛攻で一挙10得点。試合は決まってしまった。濱田の本塁打、駒田に代わった草場の2塁打、水沢の2塁打など長打3本、短打は内野安打を含め7本など集中攻撃となった。

4回裏にも杉山ちの本塁打、2本の内野安打を絡め2点。結局16-2でコールド勝ち。


第2回戦 対文教大学

2回戦1234567
文教大学000100-1
松本大学022224X-12
打撃成績



打順指名守備1回2回3回4回5回6回7回
1水沢9三邪飛遊内安① 中前  -321
PH青柳     中前① -111
2小磯8投ゴロ四球 一前安  - 210
PH福島     遊飛  -100
3神戸5左前右邪飛 投ゴロ①  -311
PH今野     中飛 -100
4北川原DP二飛 左線3左犠飛①  -211
PH高田      二遊安-110
5曽根原3 左中本①中飛中前 中前-431
PR渡辺        000
6酒井6 右前右中本②左前  一前安-432
7杉山ち4 左前遊飛   -210
PH草場     左前 -110
阿部      三前野選①-101
8駒田2 捕邪飛投前安   -210
寺田2    二ゴロ遊ゴロ①-201
9石田7 左飛二ゴロ   -200
濱田7    四球中前②-112
DF杉山1          
山下1          
   ※1※2 ※3※4  331711

※1・・・2盗:神戸 ※2・・・2盗:水沢 ※3・・・2盗:27 ※4・・・2盗:杉山、重盗:杉山①、濱田、2・3盗:水沢

投手成績

投手成績打者被安打三振四死球自責点
杉山4152211
山下260100
1042411016
191・1/3125014

長打一覧

本塁打曽根原、酒井
二塁打北川原

戦況

文教大学は昔は関東の強豪でインカレ常連校、昨年もⅡ部リーグからではあったが、インカレに出場している。本学は杉山が先発、文教は背番号10の主将が先発。

初回は文教三者凡退で危なげない立ち上がり。本学も神戸が左前に安打を放つも無得点。

2回表を三者凡退に討ち取り無難な立ち上がり。

2回裏曽根原の左中間への本塁打で局面が変わる。1年生酒井、杉山ちの右左への連打、駒田、石田が飛球凡打だったが、水沢が遊撃に内野安打で2点目が入った。

2回裏、一死から5番打者が投手のグラブをはじく安打、6番にセンター前に運ばれ一死一、三塁のピンチ。しかし杉山は落ち着いており、7番を遊飛、8番を三振に打ち取った。そろそろ大量点が欲しい松大。

3回表も文教は3者凡退。

その裏北川原がレフト線へ3塁打、一死から酒井が右中間への2点本塁打で突き放した。

4回表になって文教も2番打者に左前にポテンヒット。それをバンドで送り、4番打者にレフト前に転がされ、この試合唯一の失点となった。

4回裏は水沢も中前につまった当たりのヒット。小磯の一塁への内野安打と相手の守備の乱れに乗じて、無死二、三塁。神戸の投手前ゴロで1点、北川原のレフトへの犠牲フライで2点目が入り、着々と点差を広げる。

5回表から投手が山下に代わったが、文教は内野への打球で三者凡退。

5回裏は代打草場がレフト前で杉山ちがリ・エントリー(RE)、駒田に代わる1年寺田は二ゴロ、石田に代わる濱田が四球で一死一、三塁。杉山-濱田で重盗が決まり1点。さらに水沢に代わり青柳。昨年1年、怪我で出場できなかったが、ここでしぶとく中前適時打でこの回2点目。5回で7点差がついたが、この大会は選手の練習量を増やすことも目的の一つで、コールドは10点差となっている。

6回表も山下は三者凡退に討ち取った。

6回裏代打高田が二遊間に安打。曽根原中前、酒井は一塁前に安打、6回の守備から久しぶりに二塁に入っていた阿部が、三塁前へのバンドでこれを野手が間に合わない本塁へ送球して野選となった。相手チーム監督も満塁でスクイズされるなんてと怒っていた。その後寺田の遊ゴロの間に1点(9点差)、さらに濱田が中前に2点適時打が出て11点差となり、コールドゲームが成立した。危なげない勝ち方であった。1年生酒井の活躍が目立った。山下にも復活の兆しが。青柳も打席に立てただけでなく、タイムリーまで放った。戦力が整って来ている。


第3回戦 対東海大学

3回戦1234567
松本大学001000-1
東海大学000000-0

打撃成績



打順指名守備1回2回3回4回5回6回7回
1水沢9中前右飛 四球 三振-310
2小磯8遊飛 捕前安遊ゴロ  - 310
3神戸5左前 左前 捕前安 -330
4北川原3四球 三ゴロ 中飛  -200
PR渡邊        000
5高田6三振 中前① 一前犠 -211
6酒井DP左飛 一直  二ゴ失-300
7石田7 投ゴロ 左飛 三前犠-200
8駒田2 遊ゴロ 右中2 中前-320
9 菅原4 投前安 三前犠  -110
PH草場      三振-100
DF山下1          
     ※1 ※2※3 2391

※1・・・牽制死:小磯、2盗:27、高田 ※2・・・3盗死:神戸 ※3・・・2盗:駒田

投手成績


投手成績打者被安打三振四死球自責点
山下6203100
156289321

長打一覧

三塁打高田

戦況

大会も2日目に入り、第3回戦は昨日復活の兆しを見せた山下が先発。

1回表の立ち上がり、水沢中前、一死から神戸も左前、北川原四球一死満塁。ここで5番高田が三振、6番に入った先の試合で大当たりだった酒井が左飛に倒れ無得点。この回の攻撃がこの試合の象徴であった。山下は4回裏まで4番に一安打を許しただけだったが、この走者も駒田の一塁牽制球に刺したので打者12名で片付けていた。

その間の3回表小磯が捕前に転がし内野安打。しかし今度は小磯もゆっくりとした帰塁だったため牽制球に刺され、監督からは大目玉。それでも神戸が左前に。北川原は三塁ゴロで二死一塁となったが、代走の渡辺が2盗、悪送球の間に3塁へ。ここで、高田が中前にポテンヒットで1点。これが結果的には決勝点となった。

4回表も、一死から駒田が久し振りの、右中間2塁打。菅原には三塁前へバンド。水沢に追加点の期待がかかったが四球。小磯は遊ゴロでまたもやスコアリングポジションで残塁。

5回表は神戸が捕前の内野安打で出塁。一死から高田の一塁前への犠打で送った。しかし神戸は3盗塁に失敗しこの回も無得点。

5回裏、東海大の先頭打者(4番)がこの日2本目の中前安打。次はクリーンアップの一角である5番打者だったが、一塁前にバンドで送る。しかし山下はここでも動じず、5番を遊飛、6番への代打は三塁へのゴロに仕留めたが、これがイレギュラー・バウンド。しかし神戸がこれをファインプレーで事なきを得た。

6回表の松大は先頭打者の酒井が、二塁へゴロを転がしたがこれが失策を誘った。次の石田は三塁前へバンドで追加点を狙う。続く駒田が中前に、その後2盗で一死二、三塁の好機。ここで代打に草場を送る。ライト前にポテンヒットかと思われたが、審判のコールはわずかにファウルで、その後に三振。次打者の水沢に期待がかかる。しかし水沢も外角のきわどい球をストライクと言われているので、外角の球は手を出さなければという意識が働いていたのであろう。外角の球に空振りの三振に終わった。何度も追加点のチャンスがありながら、ことごとく凌がれフラストレーションの貯まる試合となった。

6回裏の東海は、先頭打者がレフト前安打の後、代打を送ったがこれが一塁への小フライとなってしまった。それでも次打者は投手の前に犠打を転がし、何が何でも2塁へ進める。さらに代打を送ったが、山下は三振に討ち取った。ここで時間切れ(90分)となり、松大が1-0で東海大を下しブロック首位となった。


第4回戦 対富士大学

4回戦1234567
松本大学00000000
富士大学00000000

打撃成績



打順指名守備1回2回3回4回5回6回7回
1水沢9二ゴロ 三振 右飛  300
2小磯8三前ゴ 四球    100
PH赤羽     左飛  100
3神戸5四球 中飛  左直 200
4北川原DP投前ゴ   右直   200
PH寺田      三ゴロ 100
5高田6 右中3 三遊安 捕前ゴ 320
6濱田7 投ゴロ 中前  遊ゴロ310
7小山7 三ゴロ 遊ゴロ   200
PH曽根原       三振100
8駒田2 三ゴロ 右飛  中飛300
9 杉山ち4  投ゴロ 投ゴロ  200
DF杉山恭1          
     ※1    2430

※1・・・捕逸2進

投手成績

投手成績打者被安打三振四死球自責点
杉山7252310
177263220

長打一覧

二塁打駒田

戦況

第4試合の対戦相手は、もう一つのブロックを首位で勝ち上がった富士大学であった。この試合は投手戦となった。

2回表先頭の高田が右中間に3塁打を放つ。次の濱田の好打は投手正面を突き、小山、駒田も三塁ゴロで還せない。

富士大も3回裏、7番打者の四球と三塁ゴロで神戸のエラーを誘い、次打者の三塁へのバンドで、一死二、三塁。ここが最大のピンチだったが、センターへの浅いフライと左飛に仕留めた。

4回表、北川原右直の後、高田の三遊間への内野安打、濱田のセンター前と続き再び1年生の小山。ここはまだ早いと相手投手に押さえられ、調子を取り戻しつつある駒田もライトフライに倒れ無得点。 その後松大にはチャンスらしいチャンスはなかった。

富士大も4回裏4番打者にセンター前へのこの試合チーム初ヒットが出るも、後続2者が内野フライ。

7回裏には、5番打者が、この試合2本目の安打となるレフト前にポトリと落ちる幸運な2塁打。しかし後続2者を浅いライトフライ、代打をセンターフライに押さえ、大会規定に従って0-0で引き分けた。最終順位は、チームの長打が3塁打の松大と2塁打の富士大ということで、大会ルールにより松大が優勝ということになった。松大はこの大会うれしい初優勝を飾った。

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