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2016/03/08
  • イベント情報

第4回骨格筋生物学研究会を松本大学で開催しました

松本大学大学院健康科学研究科
准教授 河野 史倫


3月4日(金)~3月6日(日)の3日間、第4回骨格筋生物学研究会を本学にて開催いたしました。
全国ならびに海外から50名余りの参加者を招き、29演題の口頭発表と22演題のポスター発表を行いました。骨格筋の肥大・萎縮や代謝、老化、幹細胞、遺伝子など、幅広い視点で骨格筋を変化させる分子メカニズムに関する研究発表に対し、活発な意見交換が行われました。
今回の研究会では学生(特に大学院生)の参加が多く、骨格筋研究への注目度や将来性も非常に強く感じることができました。

また、文部科学省のテニュアトラック普及・定着事業による特別セッションも実施しました。
テニュアトラック制度とは、大学などの研究機関において審査を受け安定的な研究職を得る前に、任期付きの雇用形態で自立して研究し経験を積む仕組みです。日本での事例として長崎大学と愛媛大学の例を、海外の事例としてアメリカから山本雅和先生(コネチカット大学)を、カナダからColin Crist先生(マギル大学)を招き発表していただきました。
本研究会では海外からの講演者を招待するのは初めてであり、最先端の研究データに触れることができただけでなく参加者全員にとって研究意欲を掻き立てるものであったと思います。

第4回研究会の新たな試みとして、学生を対象としたYoung Researchers Awardの選定も実施し、坂本憲一先生(千葉大学)と吉岡潔志先生(長崎大学)の2名が受賞されました。これを良いステップとして、更なる骨格筋研究の進展につながることを期待しています。

骨格筋生物学研究会は、骨格筋研究者同士の交流を深め情報交換や共同研究などを促進することを目的として2013年から始まりました。第1回は大阪大学、第2回は北海道医療大学、第3回は東北大学、そして第4回を松本大学にて開催しました。第5回研究会は東京大学で来年開催予定です。
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