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2016/03/25
- 教育研究情報
平成27年度 学位授与式を開催、548名の修了生・卒業生が巣立つ
3月18日(金)、平成27年度松本大学大学院・松本大学・松本大学松商短期大学部の学位授与式を開催しました。
本年度は大学院健康科学研究科4名、総合経営学部167名、人間健康学部176名、松商短期大学部201名の合計548名が修了・卒業しました。晴天のもと、松本大学キャンパスには晴れやかな笑顔が溢れていました。
その様子を写真でご紹介するとともに、学位授与式にて修了生・卒業生に送られた学長告辞を掲載いたします。
暖冬かと思えば、大雪や厳しい寒さが到来し、地球温暖化傾向の中での、異常気象を誰もが感じるこの頃ですが、それでも季節は巡って、ようやく春の息吹を感じられるようになってきました。
こうした良き日に、教育や行政に携わっておられるご来賓各位、卒業生の保護者、同窓会及び学園関係者など多数のご来駕を得て、かくも盛大に学校法人松商学園、松本大学大学院、松本大学および松本大学松商短期大学部の学位授与式を挙行できますこと、本学教職員一同、大変光栄で喜ばしく思っております。
さて思い起こせば、二○○二年四月に総合経営学部・総合経営学科の単科で松本大学が開学してから、早いもので十三年の月日が経過しようとしています。この間、観光ホスピタリティ学科、人間健康学部・健康栄養とスポーツ健康学科、松本大学大学院健康科学研究科を次々と開学し、急成長を遂げてきました。
教育分野の広がりばかりではありません。教育内容の進化及び深化の面においても目覚ましいものがあります。「学生に何とか力を付け成長を促したい」という教員の「熱い思いに応えよう、あるいはその思いの先まで越えて行こう」とする学生のエネルギーがほとばしり、「溢れる活気と前向きな明るい雰囲気」を学内に醸し出してくれています。
特に今年度は、本学始まって以来の宿願を果たしてくれた学生も多くいます。例えば、教職センター関連では現役での県立高校教員への正規採用、資格取得では行政書士、産業カウンセラーの難関試験に初合格、国際交流関連では、海外の大学で語学研修、異文化交流を行った学生もかなりの数に上っています。逆に海外から本学を訪れ、交流を深めた方も、世界各地十一カ国二五六名になりました。
「松本大学では、どなたも英語が話せるのですね」と言っていただけるほどの非日常の空間が出現し、グローバル化時代への対応にも一歩踏み出せたようです。こういった異質な人との出会いは、確実に学生の人間としての幅を広げてくれているようです。
学びを深めてきた専門分野での力を活かした地域連携、地域貢献活動は枚挙にいとまが無く、年々その活動レベルも洗練され、COC(地(知)の拠点)採択校ということで、今や松本大学は全国モデルの域に達しています。地域挙げての梓乃森祭では、学生は日頃の活動成果を競い、地域貢献大賞など、松本大学らしさで祭を彩っています。
スポーツ系をみても、全国、いや世界レベルでの活躍が目立ちます。女子スキージャンプでの全日本選手権2位、W杯個人6位入賞。ラート部全日本女子団体優勝、個人総合優勝など創部4年目にして、世界大会代表にも選出されました。
このように松本大学には、学生の個性を尊重し、伸ばそうとする伝統が根付いてきたと言えます。それほど大きくはない大学・短大において、こうした多様性を支えられるのは、教職員の力量に依拠するところも大きく、本学の更なる発展を予感させる、原動力はこのあたりに潜んでいるのではないかと思っています。
さて一方目を転じますと、日本社会の進路のありようを巡って、若者が自らの本音を声に出し始め、行動に移しています。選挙権もようやく先進国並みの十八歳からとなり、若者の理性や感性が国の政策にも反映できるようになって来ました。大都市への一極集中の弊害が認識されても、それを具体的に解決出来るかどうか、換言すれば地方創生が実現できるかどうかでさえ、若者の考え方、行動様式に左右されるのです。そういう意味では、権利だけではなく責任の大きさも同時に付託されたと言えます。
しかし卒業生の皆さん、皆さんが育って来た松本大学の教育環境と、そこで磨いてきた学修成果に自信を持って下さい。これから船出する日本社会、地域社会において、地味でも着実に責務を果たし、母校の名をますますとどろかせて下さることを期待します。
学生の皆さん、保護者の皆さん、本日は御卒業、誠におめでとうございました。
本年度は大学院健康科学研究科4名、総合経営学部167名、人間健康学部176名、松商短期大学部201名の合計548名が修了・卒業しました。晴天のもと、松本大学キャンパスには晴れやかな笑顔が溢れていました。
その様子を写真でご紹介するとともに、学位授与式にて修了生・卒業生に送られた学長告辞を掲載いたします。
告 辞
暖冬かと思えば、大雪や厳しい寒さが到来し、地球温暖化傾向の中での、異常気象を誰もが感じるこの頃ですが、それでも季節は巡って、ようやく春の息吹を感じられるようになってきました。
こうした良き日に、教育や行政に携わっておられるご来賓各位、卒業生の保護者、同窓会及び学園関係者など多数のご来駕を得て、かくも盛大に学校法人松商学園、松本大学大学院、松本大学および松本大学松商短期大学部の学位授与式を挙行できますこと、本学教職員一同、大変光栄で喜ばしく思っております。
さて思い起こせば、二○○二年四月に総合経営学部・総合経営学科の単科で松本大学が開学してから、早いもので十三年の月日が経過しようとしています。この間、観光ホスピタリティ学科、人間健康学部・健康栄養とスポーツ健康学科、松本大学大学院健康科学研究科を次々と開学し、急成長を遂げてきました。
教育分野の広がりばかりではありません。教育内容の進化及び深化の面においても目覚ましいものがあります。「学生に何とか力を付け成長を促したい」という教員の「熱い思いに応えよう、あるいはその思いの先まで越えて行こう」とする学生のエネルギーがほとばしり、「溢れる活気と前向きな明るい雰囲気」を学内に醸し出してくれています。
特に今年度は、本学始まって以来の宿願を果たしてくれた学生も多くいます。例えば、教職センター関連では現役での県立高校教員への正規採用、資格取得では行政書士、産業カウンセラーの難関試験に初合格、国際交流関連では、海外の大学で語学研修、異文化交流を行った学生もかなりの数に上っています。逆に海外から本学を訪れ、交流を深めた方も、世界各地十一カ国二五六名になりました。
「松本大学では、どなたも英語が話せるのですね」と言っていただけるほどの非日常の空間が出現し、グローバル化時代への対応にも一歩踏み出せたようです。こういった異質な人との出会いは、確実に学生の人間としての幅を広げてくれているようです。
学びを深めてきた専門分野での力を活かした地域連携、地域貢献活動は枚挙にいとまが無く、年々その活動レベルも洗練され、COC(地(知)の拠点)採択校ということで、今や松本大学は全国モデルの域に達しています。地域挙げての梓乃森祭では、学生は日頃の活動成果を競い、地域貢献大賞など、松本大学らしさで祭を彩っています。
スポーツ系をみても、全国、いや世界レベルでの活躍が目立ちます。女子スキージャンプでの全日本選手権2位、W杯個人6位入賞。ラート部全日本女子団体優勝、個人総合優勝など創部4年目にして、世界大会代表にも選出されました。
このように松本大学には、学生の個性を尊重し、伸ばそうとする伝統が根付いてきたと言えます。それほど大きくはない大学・短大において、こうした多様性を支えられるのは、教職員の力量に依拠するところも大きく、本学の更なる発展を予感させる、原動力はこのあたりに潜んでいるのではないかと思っています。
さて一方目を転じますと、日本社会の進路のありようを巡って、若者が自らの本音を声に出し始め、行動に移しています。選挙権もようやく先進国並みの十八歳からとなり、若者の理性や感性が国の政策にも反映できるようになって来ました。大都市への一極集中の弊害が認識されても、それを具体的に解決出来るかどうか、換言すれば地方創生が実現できるかどうかでさえ、若者の考え方、行動様式に左右されるのです。そういう意味では、権利だけではなく責任の大きさも同時に付託されたと言えます。
しかし卒業生の皆さん、皆さんが育って来た松本大学の教育環境と、そこで磨いてきた学修成果に自信を持って下さい。これから船出する日本社会、地域社会において、地味でも着実に責務を果たし、母校の名をますますとどろかせて下さることを期待します。
学生の皆さん、保護者の皆さん、本日は御卒業、誠におめでとうございました。
2016年3月18日
松本大学/松本大学松商短期大学部 学長
住吉 廣行
松本大学/松本大学松商短期大学部 学長
住吉 廣行