新着ニュース

  • クラブ&サークル活動

本学サッカー部に松本山雅FCから指導者を派遣 -両者の事業連携さらなる深化へ-

副学長・人間健康学部長 等々力 賢治


今月18日、松本大学(以下、本学)とサッカーJリーグクラブの松本山雅FC(以下、松本山雅)は、本学サッカー部に松本山雅から指導者を派遣することで合意し、記者発表が行われました。
これは、5年前の2010(平成22)年に交わされた事業連携・推進に関する協定に基づく事業の一環をなす取組であり、それをさらに深化させるものです。

当日は、松本山雅から神田社長、加藤副社長兼GM、岸野ユースアカデミーディレクターが、また、本学からは住吉学長をはじめ関係者が出席し、本取組が両者間で合意に至った背景の説明と指導者の紹介などが行われました。
まず、本学から、これまでの松本山雅との連携事業の概要と近年の部員の増加及び技術・戦力向上が求められるサッカー部の現況について説明され、続いて松本山雅から、指導者を派遣し両者が共通に標榜する「地域貢献」に相応しい人材育成に貢献すると共に、さらなる戦力・チーム力向上の具体策として大学生を含めた長期的視野での指導の必要性について説明されました。
このように、レベルは違うにしても、両者が求めているさらなる技術・戦力向上という点で一致したことが、本取組の主要な背景をなしています。
これまでも、先の協定に基づいて「スタジアム弁当」の作成や山雅プレーヤーの体力測定などを、廣田直子教授を中心に健康栄養学科の学生や地域健康支援ステーションのスタッフとスポーツ健康学科の田邉愛子専任講師が行ってきましたが、それは、いわば片務的なものであり、今回の取組は両者の関係を真の意味で双務的な関係とするものであると言ってよいでしょう。

派遣される指導者は、三菱重工業及び読売クラブなどでプレーヤーとして活躍した後、ヴェルディー川崎のコーチ、サガン鳥栖の監督、横浜FCの監督などを経た後、山雅FC U-18の監督を務め、今期はJ3カターレ富山の監督であった岸野靖之(きしのやすゆき)氏です。
そうした、氏のプレーヤーあるいは指導者としての高名は、すでによく知られたところです。
このように、アンダー世代を含め多彩な指導歴を有していることに加え、氏は生活面などについても適切に指導していくと語っており、本学サッカー部の指導者としても適確であると確信しています。

なお、これまで監督を務めていた齋藤茂スポーツ健康学科専任講師は、今後、総監督兼部長としてサッカー部を統括・指導することになります。

今次の新たな取組が、本学サッカー部をさらなる高みに導いてくれることを、関係者一同大いに期待しています。
拙文をご覧の皆様には、本学サッカー部に対しいっそうのご理解とご支援を、また、松本山雅に対してもこれまで以上のご支援を、それぞれ賜りますよう心よりお願いいたします。
このページ先頭へ