東証アローズでアウトキャンパス・スタディ実施(総合経営学科葛西ゼミとマクロ経済学受講生)

2014年12月5日(金)、総合経営学部総合経営学科の葛西ゼミ(葛西和廣教授)とマクロ経済学(成耆政教授)受講生で、企業訪問によるアウトキャンパス・スタディを実施しました。
今回は「日本の証券市場のあゆみと役割」というテーマで、東京の日本橋兜町にあるJPX東京証券取引所「東証アローズ」を訪問し、施設の見学・説明と模擬株式投資を行いました。

今回のアウトキャンパス・スタディでは、大学のバスに乗って朝9時に大学を出発してから午後1時に東京証券取引所に到着する間に、2001年度アカデミー賞主要4部門を受賞し、1994年度ノーベル経済学賞を受賞した天才数学者ジョン・ナッシュをモデルにした映画「ビューティフル・マインド(A Beautiful Mind)」を上映(帰りはハゲタカを上映)するなど、楽しい雰囲気でのスタートでした。

東証に到着し、国際空港並の厳重なセキュリティ・チェックを受け、緊張しながら入場しました。
まず第1部として、専門ガイドの案内により東証PRビデオの上映(約20分)と、2階見学ギャラリーとマーケットセンターより東証アローズの説明(約30分)を受けました。

参加者たちはテレビなどでお馴染みのマーケットセンターやチッカー(マーケットセンターの上部にあって、取引が成立した株価を回転しながら表示する装置)、オープンプラットフォームなどを見ながらガイドの説明を熱心に聞いていました。そして大型スクリーンで「歓迎・松本大学総合経営学部マクロ経済学受講生様」と表示され、ここで記念写真の撮影を行いました。

第2部として,東証プラザ内にある「マーケット・エクスペリエンス・コーナー」で、2グループにわけて30分間の株式の模擬売買(架空所持金を元手に架空銘柄の売買)が体験できました。
資金1,000万円が与えられ、コンピュータ上の情報を参照しながら、熱心に株式投資を行い、最後に儲かった順番が表示され、体験者達は歓声を上げていました。
その際に,体験しないグループは1階の証券資料ホールで日本の証券市場のあゆみと,東京証券取引所の歴史を学ぶことができました。


今回のアウトキャンパス・スタディの参加者たちは「とても勉強になった」「遠かったけど,本当に楽しかった,来た甲斐があった」「また個人的にも来たい」「不確実な日本経済の中で、株式市場の役割と仕組みを理解し、これからの自分の経済生活のための大きな一つのきっかけになった」「いつもテレビで見ていたが,実際に来てみて株式市場の重要性について分かるような気がする」などなどの感想を述べていました。