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学校現場から学ぶ-保健授業参観(後編)

2014年度 保健授業風景

2014年度 保健授業参観の様子(学生)

人間健康学部 スポーツ健康学科 専任講師 大窄 貴史


10月17日(金)午後から、高大連携推進事業で提携している岡谷東高校に保健授業参観へ行ってきました。
保健授業参観に行った学生は、教職課程の保健体育科指導法Ⅱ履修者(保健体育科教諭希望学生)及び保健科指導法Ⅰ履修者(養護教諭又は小学校教諭を希望し、かつ保健免許希望者)の2、3年生です。

午後1時30分から50分間、「医薬品と健康」について、保健授業参観をさせて頂きました。
大学で保健授業づくり、保健授業の内容や方法等について学んでいますが、現場教師の保健授業を参観することで様々な課題を得られたと思います。
また、教材研究(教師が、授業で扱う題材に関する知識、方法等の準備を指す)がしっかり行われていたことから、生徒参加型の保健授業が展開されていました。
特に今回は、クラス全員を巻き込んだ形での作業課題を授業に取り入れられており、教師のアイデアも光る授業となっていました。
そのため、生徒も積極的に発言する保健授業が展開されていました。

保健授業参観後、担当した先生から本時の授業内容や意図について、説明を頂きました。
その後、学生から担当の先生へ、様々な質問をさせて頂き、丁寧に答えて頂く中で、更に学びを深めることができたと感じました。
質疑応答後、今後教師を目指す学生に対して講和をして頂きました。
内容は、教師のやりがい、教育実習に向けて、教員採用試験対策、現代の高校生等でした。

およそ3時間の滞在でしたが、非常に中身の濃い保健授業参観となりました。
この経験を今後の講義や来年度以降の教育実習等に生かしてくれることを期待したいと思います。

 
最後に、保健授業参観に行った学生からの声を載せておきます。

<保健体育科教諭希望学生の感想>

今回保健の授業を参観させていただき、実際の学校現場における生徒の反応や授業中における教師と生徒との関わり方などを学ぶことができました。また、担当された先生から、生徒に興味を持って授業に臨んでもらう工夫や、生徒が考える機会をつくる授業展開の仕方など、とてもためになるお話を聞かせていただきました。今後の勉強に活かしていきたいです。

<小学校教諭希望学生の感想>
授業をする先生も緊張されていた様子を感じましたが、若い先生ということもあり、生き生きとした授業だったと感じました。参観後、授業をしていただいた先生のお話で最も印象に残ったのは、今の高校生にとって何が大切か、何を伝えなければいけないのかを常に考えて授業をすることが重要だとおっしゃっていたことです。実際に、参観した授業の中でも、クラスの雰囲気やその日の生徒の反応を見ながら授業を組み立てている様子が見られ、生徒のことを一番に考えて授業を行っているということが伝わり、とても刺激になりました。なかなか参観できる機会の少ない保健の授業を生で見ることができてとても良い体験になったと感じました。また、教育実習や教員採用試験についても、いくつかアドバイスをもらいました。教育実習に行くにあたり、とにかく準備が大切であること、採用試験については、勉強の仕方や気持ちの持ちかたなど、参考にしたいと思いました。

<養護教諭希望学生の感想>
私が授業を参観させていただいて参考になったことは「生徒をどう授業に引きこむか」ということです。私たち学生は授業の行程をメモしながら参観させていただいたのですが、授業の進め方やワークを拝見しているうちに、私も生徒の一人であるかのような感覚で聴いていました。また、先生は生徒との距離が近く、生徒が積極的に発言できる雰囲気を作り出しているとも感じました。私も将来、先生の授業のように、生徒を授業に引きこめられるような教員になりたいと感じました。

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