新着ニュース

  • アウトキャンパス・スタディ事例

NHKの長寿番組 "Cool Japan" のスタジオ収録見学と国際観光の学び

総合経営学部 観光ホスピタリティ学科 教授 益山 代利子


総合経営学部観光ホスピタリティ学科4年生の矢崎祥子さんは、観光ホスピタリティ学科の国際観光を学ぶゼミナールに所属しています。就職も決まり落ち着いたので、今回、国際観光の学びについてお話を伺いました。

国際観光ゼミナールのご担当者は、あのNHKの長寿番組 "Cool Japan" にご出演されている佐藤博康先生です。
番組は今年で8年目を迎えるわけですが、佐藤先生は、番組開始当初から番組制作に深く関わってこられた名物教授で、日本観光大使でもいらっしゃいます。

矢崎さんは、2012年11月にNHKのスタジオに"Cool Japan"の番組収録を見学に行きました。
その時の番組のテーマは「おもてなし」。日本に暮らす外国人の目から見た日本のおもてなしについての指摘から、外国人の皆さんの着眼点に「はっとした」そうです。

普段、あまり意識していなかった生活習慣の中にも、日本のおもてなし文化が根付いていることがあるのですね。飲食店でのおしぼりサービスであるとか、切符売り場の前に立ち自動販売機の説明をする駅員の人など、外国人に指摘されて初めて気づく日本のおもてなしでした。

番組収録の休憩中も、英語で楽しそうに歓談している佐藤先生の様子を傍で見て、国際観光についてもっと深く勉強してみよう!と思ったそうです。
大学の国際観光の講義では、韓国からのお客様を松本や諏訪に案内するという想定で、観光旅行を企画しました。見る、体験する、食べる、買う、感動させるなど、韓国のお客様を理解した上で、地元の魅力を分かりやすく伝える工夫、そんなことをプレゼンしてみました。

クールジャパンの番組を見ていると、日本人よりも日本に住む外国人の方が日本の事を深く知ろうとしていることに感銘を受けたようです。自分が外国に住んだなら、果たして彼らの様に相手の文化に溶け込むことができるのか、少し不安に思ったようです。

そこで矢崎さんは、学生時代に積極的に海外での研修機会を利用してみようと思い立ち、昨年の7月には、イギリスのリーズ市を訪問。アジア諸国からの大学生と一緒に、街の文化観光の開発をテーマとした講義を地元の大学で受けたあと、街中の文化施設の魅力を探すフィールドワークを行って、街の観光を紹介する英語でのプレゼンテーションにも挑戦しました。
「これからも長野県の国際観光の一翼を担えるような、そんな社会人になりたい。」と結んでくれました。応援してますよ!
このページ先頭へ