新着ニュース

2014/05/22
  • 教育研究情報

「食品衛生学実験」 vol.7 ~大腸菌群の分離の結果~

孵卵器で培養したデソ培地

「大腸菌群の分離」の結果を知らせします。

先日の実験で調製したデソ培地は、35℃で2日間、孵卵器のなかで培養しました(写真参照)。
赤い点のようにみえるのが大腸菌群のコロニーです。学生たちは、このコロニーを数え、試料中の大腸菌群の数を算出します。
今回の実験で、もっとも大腸菌群数が多かった試料は、食器の洗浄に三ヶ月間使ったというスポンジでした。スポンジ1グラムの中に1000万個の大腸菌群がいたという驚くべき結果でした。


学生たちの声を紹介します。
  • スポンジ:「スポンジは思ったより大腸菌群が多くて、汚いんだなーと思った。これで食器を洗っていると思うとぞっとする。」
  • マグロの刺身:「一晩放置したせいか、結構大腸菌群が検出された。生の食材だったので、大腸菌群が自然界に広く存在するものも含まれるということが理解できた。しかし、昨日の食べ物から大腸菌群が出てきたので、想像すると怖い。」
  • 鶏肉:「冷凍した鶏肉にもあったので、びっくりした。食べる前は、よく火を通して食べるようにしたい。冷凍しても細菌がいることがわかった。」
このページ先頭へ