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観光ホスピタリティ学科、白戸ゼミ「上土商店街まちづくり」事業計画を協議

観光ホスピタリティ学科 教授 白戸 洋

観光ホスピタリティ学科の白戸ゼミナールでは、これまで上土商店街とともにまちづくりに取り組んでまいりました。
昨年からは、コミュニティカフェを中心として、より具体的な取り組みを展開しております。
本年度は、ゼミとして関わりを持ち始めてから10周年に当たり、次の10年を目指して本格的な事業展開を考えております。

具体的には、ここ数年進めてきた上土ブランドの商品開発や買い物支援を含めた商店街のバリアフリー化、映画の街としての歴史を活かしたまちづくりなど、より具体的で未来志向の取り組みを進めていきたいと思います。
さらに昨年度、商店街振興組合によって実施したまちづくり事業「ずくだせ塾」や大学のCOC(知の拠点)事業である「大正ロマンの学習会」において提案された「上土下町サポートセンター(仮称)」の設立に向けての動きを本格化したいと思っています。

その中で4月15日(火)、今年度の事業計画を、白戸ゼミ4年生と商店街関係者によって協議しました。
以下、その協議により決定した内容の一部をご紹介します。

<年間予定>
  • 5月17日(土) 飯田りんご並木まちづくりに関する視察
  • 5月24日(土) 第1回カフェ上土日和・工芸の五月
  • 7月 6日(日) 第2回カフェ上土日和・七夕
  • 9月 7日(日) 第3回カフェ上土日和・上土映画祭・敬老の日
  • 11月3日(月) 第4回カフェ上土日和・市民祭
  • 11月15・16日 えびす講・スィーツラリー
  • 12月 新規に開設する高齢者施設でのカフェ
  • 2月15日(日) 第5回上土日和・バレンタィンディ

<今年取り組む事業>
①カフェ
  • まちづくりの中軸のイベントとして位置づける
  • 街全体をカフェとするために毎回別の店舗で開催(食器カフェ等)
  • 振興組合女性部を巻き込むために毎回「大正ロマンの食ミニ講座(仮称)」を開き、カフェの女給さんの姿で運営して頂く
  • 大正ロマン学習会の提案を活かし、「大正ロマン宝探し」として、大正時代の生活用品を収集し、カフェでショウウィンドウなどで展示・パンフレットを作成

②大正ロマン宝探し
  • 第一回のカフェから開始しマスコミ等を通じて広く大正時代の生活用品を集め、展示していく
  • 鑑定については、商店街のそれぞれの専門家(衣類はみすず屋さん、履物は御代澤さん、食器はセラミカさん、電機は鈴木町会長など商店街の方々にお願いして巻き込んでいく)
  • 最近増え始めた外国人観光客も想定して日本語・英語の説明が必要

③大正ロマンの食ミニ講座(仮称)
  • 橋倉さんが中心となって大正期のレシピをもとにカフェでメニューを試作しそれをもとにミニ講義を行なう
  • 講座の成果を活かして「上土大正ロマンランチ」の開発に取り組む

④スィーツ開発
  • 上土のオリジナルスィーツを開発し上土ブランドとして各店舗で販売
  • 11月のえびす講のスィーツラリーでのお披露目を予定
  • カフェではバレンタィンイベント等で活用
  • 飯田とのコラボも模索

⑤子ども学習支援
  • カフェで行ってきたキッズコーナーを発展させて子どもの集まる街にするためにカフェで勉強を一緒にするコーナーを設置
  • これまでのキッズコーナーの内容を見直し、子育て支援や母親の居場所づくりに資することができるかを考える

⑥音楽のまち「あげつち」
  • 音楽をテーマにしたまちづくりの検討
  • 宵町クラブ(童謡唱歌を歌う会)との連携による大正ロマンの歌声喫茶

⑦買い物支援
  • 商店街による買い物支援に関する検討
  • 買い物支援ショップの開設に向けての準備
  • 月2回開催されている生坂夕市の活用と発展
  • COCによる地域課題研究とのコラボ
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