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2014/03/25
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長野県日中友好協会にて「県内企業の対中ビジネスの現状と今後」について講演

総合経営学部総合経営学科 教授 兼村 智也

さる3月23日(日)に、長野県日中友好協会主催「第17回 日中関係を考える連続市民講座」にて「県内企業の対中ビジネスの現状と今後」についてお話しをさせていただきました。
全国的にみても長野県は中国に進出する企業が大変多い地域でありますが、近年の冷え込んだ日中関係のなかで、ビジネス面、政治面でのチャイナ・リスクに対する認識を新たにする企業が少なくないこと、生産地・市場地として、来年の経済統合を控えるASEAN地域に目を向けている企業がみらることを事例をもとに紹介させていただきました。
但し、厳しい環境のなかでも、より品質の高い製品を求めるようになった中国市場でビジネスを拡大する企業、またASEANで生産するものの必要な資材・部品は中国から調達する企業もみられるなど、アジアでビジネスする以上、中国のもつ優位性やその魅力は決して失われていないことも併せて指摘させていただきました。

今回で三年連続、この市民講座にお招きいただいたのですが、好天に恵まれた三連休の最終日にもかかわらず、ご参加いただいた市民の皆様には真剣にお聞きいただき、また質疑も多数いただきました。
改めて、日中関係への関心の高さを痛感するとともに、自身の研究活動から得た情報や知見を地域の皆様に還元し、共有していくことの意義を感じる機会となりました。
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