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2014/02/09

JICA研修団が大学と安曇野市企業を訪問

2月9日(日)、10日(月)の2日間、アジア地域の政府、企業、中央銀行に勤務する職員(7か国12名)と中部産業連盟事務局2名合計14名の研修を受け入れました。
6次産業化の取組についてその理論を学び、実際の現場視察を希望する中部産業連盟からの要請を受けて、松本大学と安曇野市商工会がカリキュラムを提供しました。

9日は、名古屋から松本入りした一行は、山形村アイシティで開催のバレンタインスイーツイベント(主催:長野県商業教育研究会 共催:松本大学・株式会社井上百貨店)を視察。
穂高商業高校はじめ県内4高校、松本大学白戸ゼミナール、松本大学松商短期大学部金子ゼミナールが企画、県内の人気スイーツ店の協力で商品化した特設展示販売コーナーで白戸教授から『高校生が地域の食やマーケッティング、販売の経験』を通じて学びを深めている事の説明を受けました。

10日の午前中は松本大学で、6次産業化について学びました。住吉廣行学長の歓迎挨拶の後で佐藤博康教授(総合経営学部観光ホスピタリティ学科)はLocal values&Food Cultureをテーマに講演。
道の駅など農産物直売所における活動が地産地消の経済効果に加えて、住民同士の情報や心の交流の場となっている事、ユネスコの世界文化遺産に認定された和食のもつ健康や文化、おもてなしの精神などが海外からの観光客を魅了している事などが紹介されました。すべて英語の講義には矢内ゼミナール3年生も同席し、アジアの受講生が納得いくまで質問するやりとりに加わりました。

次に矢内和博専任講師(人間健康学部県栄養学科)がPromote of 6th sector industryと題して講演。わさびやそばの加工過程で従来は廃棄されていた部位に光をあてて、わさびペーストや「信州アルクマそば」などのヒット商品を生み出してきた経緯を紹介。ラオスから参加のKさんは「地域や自治体が一緒になって農産物の生産から流通までを確立するというアイデアが参考になった」とコメントしました。

午後からは、株式会社まるたかを訪問して企業経営のプロから見た6次産業化による商品開発までのやりとりや工場生産ラインの現場視察を行いました。

バングラディッシュのAさんから"Bangladesh is agriculture based country. We need this type of sixtiary sector joint council."
またネパールのKさんは"The visit to Marutaka Corporation and learning about 6th sector is not only useful for Japan but for all the nation"と語るなどこの研修の手応えが中部産業連盟を経由して寄せられています。
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