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2014/01/21
ノロウイルスによる食中毒の発生について
松本大学 学長 住吉 廣行
本学硬式野球部の学生寮でノロウイルスによる集団食中毒が発生しました。
【経緯】
1月16日 17時30分ごろ
発熱している学生が健康安全センターに来室。硬式野球部員に他にも体調不良者がいることを確認。1月17日
保健師が硬式野球部寮を訪問し、症状を確認。
寮生31名中 7名が嘔吐・下痢・発熱などを発症。
寮の食事を中止。
高熱・飲水不可の重症者2名を医療機関に搬送。
食中毒の可能性を考慮し、長野県松本保健所に通報。1月20日
松本保健所 食品・生活衛生課の調査開始。
調理従事者1名と有症者8名の便検体を提出。
調理従事者1名中1名1月21日
有症者 8名中7名の便検体より、ノロウイルスを検出。
保健所の調査の結果、寮の食事を原因とするノロウイルスによる集団食中毒であると断定。
- 患者数:20名(医療機関受診者数2名、入院を必要とした学生はおりません)。いずれも快方に向かっております。
- 症状:嘔気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱(37~39℃)
- 発症場所:寮内、大学内
- 診療医療機関数:1ヶ所
【対応】
- 有症状者が出た時点で、健康安全センター保健師が寮内の消毒・手洗い等の衛生指導を実施。
- 学内発生場所の消毒を実施
- 寮内の消毒を継続実施
- 寮食の提供を中止
- 硬式野球部の活動を停止
- 寮生の登校自粛(無症状者:~1月21日、発症者:~1月26日)
- 専門業者による寮の消毒を実施
現在のところ、二次感染は発生しておりません。
今後も状況に応じて迅速に対応し、随時お知らせいたします。