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立科町女子スポーツ聖地化プロジェクトシンポジウムに参加

人間健康学部スポーツ健康学科長 吉田勝光

 去る8月26日(月)、立科町、日本体育・スポーツ政策学会(事務局:東京学芸大学)、松本大学、同志社スポーツ政策フォーラム共催のシンポジウムが白樺高原総合観光センターにて開催されました。開催の目的は、最近の女性アスリートの活躍を支援するとともに、立科地域を女子スポーツのメッカとし、当地域の活性化を図るきっかけづくりをするというものでした。
 第Ⅰ部は、基調講演が行われました。地元町会議員の土屋春江氏に引き続き、引退後も女子スポーツの活躍をサポートされている巽 樹里氏(シドニーオリンピック、アテネオリンピック シンクロナイズドスイミングの銀メダリスト)からは、女子アスリートのパワーについて熱意あふれる話を聞くことができました。
 第Ⅱ部は、パネルディスカッションが行われました。キーノートレクチャーとして、吉岡麻里子氏(女子7人制ラグビー日本ユース代表ヘッドコーチ)から「女子ラグビーの現状」について、倉田知己氏(JTBグループ本社スポーツ事業推進室エグゼクティブプロデューサー)から、「スポーツツーリズムの力」について、根本賢一・本学人間健康学部スポーツ健康学科准教授から「運動イベントによるまちづくり」について報告がなされました。
 第Ⅲ部として、立科地域をスポーツ・運動でいかに元気に、活性化するかについて本学根本ゼミ4年生2チームを含めた4大学(他に京都外国語大学、同志社大学、名古屋学院大学)6グループの学生・大学院生によって、コンペが行われました。本学からは、近藤壮太君が代表して発表した「立科で合宿をしよう~準高地を生かした身体づくり~」と立花千春さんが代表して発表した「健康いきいき教室~人と自然が輝く町~」でした。いずれもよどみのない、かつこれまでの活動を踏まえた地に着いた提案でした。発表後の意見交換でも、学生が積極的に質疑をしました。
 夜の懇親会では、本学の研究発表について、巽氏を含め参加者から多大な称賛を得ました。某大学の類似学科所属の学生諸君からは、本学の発表内容(授業や地域支援などで行った活動内容をベースに発表)を聞いて、本学の学生は、一体どのような勉強をしてきているのか是非教えてほしい、といった熱い質問も寄せられました。
 多数の町会議員を始めとする地元の方々、他大学の教員・学生、演者のすべての人々に、小さな松本大学の「大きな『実力』」を感じ取っていただけたのではないでしょうか。
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