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2013/04/15
- イベント情報
市民の生涯学習会で「アベノミクス」(安倍内閣の経済政策)について講演
総合経営学部 総合経営学科 太田 勉
去る3月9日、「学都松本」の象徴でもある旧制高等学校記念館(あがたの森文化会館)で開催された「サロン あがたの森」で、「どうなる、日本の経済 ――私達の生活への影響――」と題して、講演をしました。
「サロン あがたの森」は、約10年前から毎月開催されている市民の生涯学習会で、昨年末の政権交代により安倍内閣が誕生したのを機に市場のムードが一変し「デフレ経済からの脱却」が現実味を帯びてきたので、「はじめて経済問題をテーマに取り上げた」(松本高等学校同窓会会長)とのことでした。
そこで、内外の注目を集めている安倍内閣の経済政策(アベノミクスと呼ばれる)の効果や課題をわかりやすく整理し、日本の経済、とりわけ私達の生活にどのような影響があるかを解説しました。アベノミクスで提唱されている「3本の矢」については、第1の「大胆な金融緩和」、第2の「機動的な財政政策」に続く第3の「民間投資を喚起する成長戦略」を大胆に実行できるかどうかがアベノミクスの成否を分ける鍵になるとの考え方を説明しました。
講師による話題提供の後、気楽に懇談するのが「サロンあがたの森」の特徴で、講演後には「大学では時事問題をどのように教えているのか」「株価や外国為替相場の見通しは?」「日本経済は本当に回復に向かうのか」「インフレ時代の資産運用のポイントは?」など、質問が相次ぎました。
人生経験豊富で学習意欲が旺盛な参加者との質疑応答を通じて、'これぞ教育県長野"という思いを強くしました。こうした貴重な体験を今後の大学教育にも活かしていきたいと考えています。