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学校現場で学ぶ保健授業参観及び保健室経営参観

12月14日に岡谷東高校でアウトキャンパススタディを実施しました。岡谷東高校とは高大連携推進事業で提携しており、今回のような授業参観の機会を持たせて頂いています。参加者は、保健体育及び養護教諭を目指す学生26名でした。
 最初に、保健授業参観を行いました。授業担当者の言葉や動きを見逃さないよう必死にメモを取る姿は、教育実習を彷彿とさせるものでした。保健授業参観後、授業担当者と質疑応答を行いました。本時の到達目標から始まり、生徒への質問、わかりやすい授業の進め方、生徒の授業参加の方法等、多岐にわたって質疑応答がなされました。その後、予定には入っていませんでしたが、校長先生の講話を伺う機会を頂きました。校長先生が、保健授業を必死に参観する学生の姿を目にされ、特別に時間を作って下さいました。本学学生の素直で真摯に取り組む姿勢が、評価されたと感じました。講話後、保健体育と養護教諭志望に分かれ、現職教諭から専門のお話を伺いました。保健体育を目指す学生は、生徒への生活指導、部活指導、現代の子ども問題、教員採用試験対策等のお話を伺いました。養護教諭を目指す学生は保健室で、保健室経営や日常の業務全般、そして子どもの健康問題等についてお話を伺いました。
 参観した学生からは、『本気で教員になりたい「熱い気持ち(情熱、熱意)」というお話を伺って、非常に気持ちが引き締まりました。』『養護教諭も保健授業や保健指導を行なう機会が増えてきています。今回、学んだことを大学で更に深めたいと思います。』などの感想が寄せられました。
 学校における健康教育の担い手は、保健体育と養護教諭となります。教育実習前に保健授業や保健室経営を参観できたことは、大変貴重な機会となりました。この経験を、教育実習などに生かしてくれることを期待したいと思います。

本稿は、松本大学人間健康学部スポーツ健康学科 大窄 貴史専任講師より寄稿いただきました。
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