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2013/02/13
  • アウトキャンパス・スタディ事例

松本大学大学院の学生らが松商学園高等学校にて身体活動・栄養調査

松本大学大学院健康科学研究科の私の授業であるスポーツ栄養情報演習という授業の一環として松商学園高等学校の野球部60人程度の身体活動と栄養調査を行いました。松本大学大学院は栄養専門の学生とスポーツ科学専門の学生がいますので本授業では一週間の食事調査は栄養専門の学生に身体活動調査はスポーツ科学専門の学生に行わせました。今回の調査の特徴は食事調査だけではなく、身体活動量も量ったことでより正確な栄養指導ができたことです。それにより、大学院生らが実際のスポーツ選手に栄養指導をする際に科学的に行えると思います。今回松商学園高等学校の野球部を身体活動と栄養調査の対象者に選んだ理由は同じ法人として大学院生の知識を教えることによって少しでも選手生活に役に立てればいいと思ったからです。
 松商学園高等学校の野球部は2008年の甲子園大会に出場したことにより全国最多出場となりました。戦前の1928年には前身の松本商業学校が夏の選手権で優勝しており、1985年に明治神宮大会、1991年に国体で優勝もしている甲子園野球の強豪校として知られています。この野球部の栄養摂取現状を調べてお知らせすることを監督の先生、自らお願いしたということはかなり野球部を強くしたい意志がうかがえました。本調査は3回にわたり調査目的・方法の説明、個々のアドバイス、全体の改善点など詳細なアドバイスを行い、選手らにはとても好評をいただきました。
 今回の調査をきっかけに大学院生のスキルアップと松商高校のスポーツ選手らにスポーツ科学としてのバックアップができたと思います。今回の授業で私を含む大学院生らも松商学園高等学校の野球部の学生らのことが自分のことのように感じるようになりまして素直に甲子園に行ってほしいし、ぜひ頑張ってもらいたいです。今回の調査ができたのも松商学園高等学校の野球部監督先生をはじめ関係してくださった先生ら、野球部員らに感謝申し上げます。また、何か月間にわたり膨大なデータ整理やまとめなどで大変苦労した大学院生らにも感謝申し上げます。ありがとうございました。


本稿は、松本大学大学院健康科学研究科 呉 泰雄准教授より寄稿いただきました。
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