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2012/12/20

第7回記念公開講座「転換期の日本経済とキャリア教育」開催報告

12月13日、長野市の長野バスターミナル会館にて、松本大学創立10周年・松商短期大学部創立60周年の記念公開講座の第7回目を開催いたしました。今回は「転換期の日本経済とキャリア教育」と題して、松商短期大学部商学科の糸井重夫教授による講演でした。

グルーバル化や新興国の台頭など、日本経済を取り巻く環境が大きく変化している現在、若年者の失業率も高まり社会問題化しています。こうした中、学校教育の在り方が問われ、キャリア教育の重要性が指摘されています。

講演では、「キャリア教育導入の背景」、「21世紀に求められる能力」、  「高等教育改革とキャリア教育」について詳しい説明がなされました。少子高齢社会においては、労働生産性と労働参加率の上昇が必要で、先進国経済では専門的作業が中心となるため、目的意識・選択する能力・就学意欲の向上のため、汎用的能力の育成=キャリア教育の必要性がますます高まってくるとの解説がされ、文部科学省から採択された本学での取り組みの事例報告もされました。

 聴講者は若い方から年配の方まで、また学校関係者も多くご参加頂き、質疑応答でも熱心な質問が多くされました。聴講者の中には、本学を卒業して3年目の糸井教授ファンの同窓生も聴講されており、教育関係者として大変嬉しく感じました。

 11月1日より開催している全8回のこの講座も、残すところ次回(12月20日)の1回となりました。最終回は、松本大学・松本大学松商短期大学部の住吉廣行学長よる講演で、「好奇心を育む大学教育」と題して行われます。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
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