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2012/12/19
- イベント情報
第6回記念公開講座『大学生の基礎学力の現状と小中高における教育のあり方』を実施しました
松本大学10周年・松本大学松商短期大学部60周年の記念事業として実施された記念公開講座も12月6日(木)で6回目の講座となりました。前半3回が「長寿」、その後の2回が「観光」をテーマに実施され、今回から3回は「教育」をテーマとしております。今回の第6回目は、メディア教育開発センターや大学入試センター教授として活躍され、現在は福岡大学・昭和大学客員教授である小野博教授による講演で、小中高大の児童・生徒・学生の基礎学力の現状分析と教育手法等の在り方についての講演でした。
大学入試が従来のように高等学校の教育を担保しなくなり、大学生になりやすくなってきていることもあって、大学生の基礎学力は年々低下してきている。また、"ゆとり教育"の影響により英語力の低下も著しい。小野教授の研究によれば日本語力(母国語力)の水準以上に外国語が上手になることはなく、英語力を高めるには日本語力(国語ではなく)を高めることが重要となる。そこで、日本語力はというと、これもやはり学力低下傾向にあるということでした。
以上のようなことから、高等教育機関である大学においてはアクティブラーニング等が展開されるようになりましたが、結局のところ、英語・日本語共に、コミュニケーションの手段であることは共通しており、語学の習得には他者とのコミュニケーションをとりながらのアクティブラーニングが重要であることが指摘されました。
本稿は、松商短期大学部商学科 糸井教授より寄稿いただきました。
大学入試が従来のように高等学校の教育を担保しなくなり、大学生になりやすくなってきていることもあって、大学生の基礎学力は年々低下してきている。また、"ゆとり教育"の影響により英語力の低下も著しい。小野教授の研究によれば日本語力(母国語力)の水準以上に外国語が上手になることはなく、英語力を高めるには日本語力(国語ではなく)を高めることが重要となる。そこで、日本語力はというと、これもやはり学力低下傾向にあるということでした。
以上のようなことから、高等教育機関である大学においてはアクティブラーニング等が展開されるようになりましたが、結局のところ、英語・日本語共に、コミュニケーションの手段であることは共通しており、語学の習得には他者とのコミュニケーションをとりながらのアクティブラーニングが重要であることが指摘されました。
本稿は、松商短期大学部商学科 糸井教授より寄稿いただきました。