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「リレーフォーライフ信州in松本にスタッフ参加して」

9月1日(土)、2日(日)の2日間、信州で初のリレーフォーライフがやまびこドームで盛大に開催されました。

 リレーフォーライフとは、1985年アメリカ・シアトル郊外で、ゴルディー・クラット医師が「がんに立ち向かう患者さんの勇気を称え、励ましたい」という想いと、「がんは24時間眠らない」「がん患者は24時間がんと闘っている」というメッセージを伝えるために24時間大学のグラウンドを走ったことからスタートしたチャリティー・イベントです。

 このイベントを通じて、サバイバー(過去に1度でもがん告知を受けたことがある人)の勇気を称え、ケアギバー(サバイバーを支えるすべての人)の支えを共有することも本イベントの特徴です。

 現在、世界20ヶ国、全米で5000ヶ所、そして日本国内40ヶ所で開催がされています。

 7月には「リレーフォーライフ信州inまつもと」実行委員長の大月典幸さんをお迎えし、スポーツ健康学科1年生の「大学入門」で講演をして頂きました。現在、がんは2人に1人が発病されると言われています。大月さんの闘病生活やリレーフォーライフ開催への熱い思いを通じて、「健康とは」「健康な地域社会づくり」について学ぶ機会となりました。



(大月典幸さんの講演会の詳細は、以下をご覧下さい。)

「リレーフォーライフ信州inまつもと」大月典幸実行委員長による講演会


 大窄ゼミ生と有志学生は、4月から「リレーフォーライフ信州inまつもと」開催に向け、実行委員あるいはボランティアスタッフとして取り組みました。当日はまだまだ暑さが残り、大汗をかきながら24時間イベントを支えました。

 以下に、大窄ゼミ生及び有志学生のコメントを掲載します。



スポーツ健康学科3年 山田大地君

「リレーフォーライフ信州inまつもと」には4月から実行委員として参加させていただきました。最初は、サバイバーと呼ばれるがんの闘病生活をされた方々とどのように接し、活動すればよいのか、わかりませんでした。

実行委員として関わりながら、がん防止のために何が出来るのか、がんへの啓発活動等大変勉強になりました。また、本イベントの活動を通してガン患者の方々の想いや残された遺族の方々の想いなど、ルミナリエを通して知ることができました。残された遺族の方々の故人へのメッセージは本当に感動し、思わず涙が溢れてしまうくらいでした。様々な人の想いをこうやって共有することはなかなかない機会でした。今回、このような活動に参加できたことは非常に大きな財産になりました。



スポーツ健康学科3年 壽里吉紘君

 「リレーフォーライフ信州inまつもと」の運営に携わり、学生スタッフである私たちの考えを実行委員全体の企画として進める事の難しさを感じました。

今回、学生スタッフ担当で「子どもの国」を担当しました。運営スタッフの人数、実施する場所や子どもの来場者数が少なめであったため、当初企画したものが実施することができなかったのが心残りでした。

しかし、「子どもの国」に関する準備や手伝いをする中で、子ども達や他のスタッフの方と協力して取り組み、充実した時間を過ごすことが出来ました。将来、保健体育の教員として、このイベントを通じて学んだことを活かしていきたいと思います。



スポーツ健康学科3年 田中潤君

今回、リレーフォーライフというガン撲滅のイベントに企画から携わり、ガン患者の思いやガン患者を支える人たちの思いを肌で感じることできました。リレーフォーライフには参加できませんでしたが、準備を手伝う中で様々なことが学べました。



スポーツ健康学科3年 弓場ひかるさん

 月並みな感想ですが、改めて命の大切さ、一人ではないことの心強さを実感することができました。今回、学生ボランティアとして参加させて頂き、たくさんの出会いや感動があり、とても実りのある2日間をおくることができました。病気にならない(がんも含む)、病気に負けない、病気になっても困らない社会を目指すためにも、リレーフォーライフのような気軽に参加できるイベントが、もっと多くの地域に広がればと思いました。



 参加した学生一人ひとりが、「リレーフォーライフ信州inまつもと」の企画・立案から参加し、多くの方々に支えられながら、貴重な経験ができたと思います。

 また、本学観光ホスピタリティ学科佐藤ゼミも実行委員及びスタッフとして、本イベントを支えてくれました。佐藤ゼミでは飲食提供ブースの「焼きそば」を担当しました。猛暑で飲食ブース内は大変過酷な状況下でした。しかし、佐藤ゼミ生は休む間も惜しみ、焼きそば作りに励み、そしてイベント準備や片付けにおいても献身的に本イベントを支えてくれました。そのひたむきな姿は、多くのスタッフから大変高い評価・共感を受けていました。



 2つの学科の特徴(スポーツ健康学科、観光ホスピタリティ)を活かし、本イベントを通じて、「健康な地域づくり」、「地域活性化」、そして「おもてなしの心」を学生達が存分に発揮してくれました。本イベントに参加した学生が地域社会の一員として、健康な地域社会づくりの新たな1歩を踏み出すことができたと感じました。


本稿は、スポーツ健康学科 大窄専任講師から寄稿していただきました。
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