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2012/08/07

麻績村での福島県の親子サマーキャンプのお手伝いをしてきました

麻績村にて 8月4日(土)~6日(月)の2泊3日のスケジュールで開催された福島サマーキャンプへ、学生とともにボランティア協力をしてまいりましたので、ご報告します。



主催は、福島県にある「放射能から子どもたちを守る会 ロハスファミリークラブ」と、麻績村の地域おこしNPO法人「農業体験サポーター omino」です。 

長野県に東関東大震災被災県の子どもたちを受け入れるための「リフレッシュ基金」に、麻績村役場による村営宿泊施設無料利用等の全面バックアップ、さらに不足資金は有志によるカンパで補い、開催にこぎつけました。



福島県浜通りにある小学校低学年の児童とその保護者(3校各20名)によれば、現在でも線量計で戸外の放射線量を計測する日々が続いていること、福島県内では屋内型の遊び場の整備が進んでいるが、まだまだ数は不足しているそうです。

元気あふれる子どもが、ほとんど戸外で遊べない状況の日々にストレスが次第に蓄積し、夜はなかなか(身体が疲れていないので)寝付けず、うなされ、家で暴れたりする状況に、うつ状態を呈する親御さんも少なくないとのことでした。



そのような状況を受けて、松本大学としても何らかの協力ができないものかと6月より相談を重ねた結果、今回のキャンプでは、総合経営学科でカウンセリングを学ぶ2年生有志が、子どもと麻績の自然の中で思いっきり遊ぶ、ことの手伝いをさせていただくことになったものです。

キャンプ二日目の昼間は、学生と子どもたちが一緒になりジャガイモ掘りをおこない、夜は収穫したジャガイモを使ってのバーベキュー。

ハイライトは聖高原の満天の星空のもとでのキャンプファイヤーと、学生と子どもたちは、まるで兄弟であるかのようにはしゃぎまわっておりました。



福島県では、小学生同士で遊ぶときにも「ここの線量は大丈夫かなあ?」という会話も特別ではないとの話に、返す言葉を失っていた学生たち。

参加学生の一人、総合経営学科2年の田中はるなさんは、「普段の自分たちの、あたりまえだと思っている生活が、実はとてもありがたいということに今さらながら気付かされた。感謝の気持ちが薄れている日々を反省するとともに、福島県の子どもたちに素敵な未来が訪れることを願う、ロハスや omino の取り組みにこれからも協力していきたい」と語っていました。




本稿は、総合経営学科 矢﨑准教授から寄稿していただきました。
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