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2012/07/17
  • アウトキャンパス・スタディ事例

健康栄養学科1年生アウトキャンパススタディ~野菜生産者と地産地消の料理人から学ぶ~

健康栄養学科1年生の前期科目である「食生活論」では、生産者と消費者をつなぐ役割を担う食の専門家として「できること」や「しなければいけないこと」などについて考える学習の機会を設けています。
毎年、本学特別講師で農水省から地産地消の仕事人に選定されている藤木徳彦シェフにコーディネートをお願いし、アウトキャンパススタディを実施していますが、これは、農業県に位置し、地域協働型教育を実践している松本大学だからこそできる特徴のある学習プログラムといえるでしょう。

今年も7月13日(金曜日)に、アウトキャンパススタディを実施しました。訪問先は茅野市の今井農園と藤木シェフのレストラン「エスポワール」です。
今井農園では、今井さんから、少量多品種という野菜栽培方針についてお話を伺い、その後、畑を見学させていただきました。エスポワールなどに提供するめずらしい洋野菜などが栽培され、モンシロチョウやテントウムシがたくさんいる有機農法の畑から、学生たちは何を感じてくれたでしょう。

見学後、今井ご夫妻が育てられたアイスプラントとラディッシュを試食させていただきました。採れたてでおいしい野菜ですが、藤木シェフは、学生たちに、「プロの料理人はそれをさらにおいしくして提供しなければならない」とプロとしての心構えを伝えてくださいました。
その後、蓼科高原にある藤木シェフのレストランを訪問し、料理提供という形で、藤木シェフのメッセージが学生たちに届けていただきました。また、フランス料理のこと、地域の食材のこと、本物の味を求めることの大切さなどについてもお話してくださいました。

今後、松本大学健康栄養学科で専門的な学習を進めていくにあたり、このアウトキャンパススタディで今井さん、藤木シェフやレストランスタッフの皆さんから学んだことを学習の土台とし、松本大学らしい専門職との卵として成長してほしいと願っています。


本稿は、健康栄養学科 廣田直子教授より寄稿いただきました。
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