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福島の子どもたちにラート体験を

「夏休みにまた来てね!」

3月30日、上田市の「信州リフレッシュ合宿」実行委員会の “福島県の子どもたちが信州の大自然で思い切り遊べますように” という呼びかけに応えて、福島県から親子30組が信州国際音楽村にキャンプにやってきました。キャンプのプログラムに魅力ある運動遊びを提供してほしいとの要請に応え、松本大学ラート部員8人とラートを持参して丸子総合体育館に出かけました。



会場には総合型地域スポーツクラブ「上田ミック」のスタッフと子どもたち、東御市にある公益財団法人「身体教育医学研究所」のスタッフも加わり、体育館いっぱいに交流の輪が広がりました。ラートを鬼遊びの基地にしてケイドロ遊びで体を解放させた後、交代でラートに乗る(回る)体験をした福島の子どもたちは、「シーソーみたい、ブランコみたい」と揺れる楽しさを全身で表現して応えてくれました。

心なしか色白に見えた子どもたちの笑顔からは、公園やグラウンドで跳び回れない日常が感じ取れ、大きな声で「夏休みにまた来てね」とバスを見送った学生でした。



今回、福島の子どもたちへの活動支援を通じて、県内で運動指導や健康教育に活躍されているプロ集団との関わりは、学生への大きな刺激になりました。終了時には関わったスタッフの皆さんとこれからも繋がっていこうと「わっ!」の会が生まれました。

ラート(スポーツ)には人と人を繋ぐ魅力がある、と強く感じた一日でした。




本稿は、スポーツ健康学科 犬飼己紀子教授より寄稿いただきました。
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