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「J2昇格に伴うプロ化の課題」について特別講義を開催 ㈱松本山雅の大月弘士取締役社長が登壇

1月17日(火曜日)、スポーツ健康学科の授業「プロスポーツ論」(等々力賢治教授担当)にて株式会社松本山雅の大月弘士取締役社長を迎え、「J2昇格に伴うプロ化の課題」と題する特別講義が行われた。



昨年12月12日にJ2昇格を果たした松本山雅FC。これまでどのような経緯でチーム運営を行ってきたのか、経営面については実際の決算書を参考に、また地域との関わりについてはサポーター製作の貴重なビデオを見ながら、悲願を達成するまでの道のりを解説いただいた。大月氏は、「立ち上げ当時、本当にJリーグ入りなんて夢が叶うのかと言う人が多かった」「正直、ここまでくるとは思わなかった」と語り、地域の人の協力なくしてはここまで来ることができなかっただろうことや、ファンの多さが松本山雅FCの強みであること、そして今後も経営面で健全なチーム運営を行っていくことの重要性を重ねて述べられた。



「観客数が今の倍にならないとJ1には上がれない」との話しの後、スタジアムでの観戦経験を問われた60名の学生たち。その数は予想していたよりも少なく、手を挙げたのは5名ほどであった。「1回でもいい、ぜひスタジアムで試合を観てほしい。特に女性の方が興味を持ってくれることが多いので期待している」と大月氏。今後は平均観客数1万人を目標に、地域貢献活動をいっそう進める他、スタジアムそのものが楽しめる場所にするなど、本学と連携しながら様々なアイデアを取り入れていく予定とのこと。自らが住む地域に熱心なサポーターが支えるJリーグのクラブがあるという幸運を、学生たちはどのように自らの学びに生かしていくのか。J2昇格により、さらに地域の熱い視線が本学と松本山雅FCとの連携に注がれている。それぞれの活躍に大いに期待したい。
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