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大学での学びを地域に生かす! 大学・学生と総合型地域スポーツクラブとの協働に期待

1月19日(木曜日)、スポーツ健康学科の授業「地域社会とスポーツ振興」(吉田勝光教授担当)において、中信地域の総合型地域スポーツクラブに関わる行政ならびに地域の方々を招き、「大学・学生と総合型地域スポーツクラブとの協働 -中信地域のクラブから学生へのメッセージ-」と題する特別講義が行われた。中信地域のスポーツをとりまく環境の現状や課題を知り、さらに実際に活動を行っている方々から現場の声を聞き、それを今後の学びに生かしていこうというものだ。



まずは、長野県教育委員会中信教育事務所の黒田敏樹指導主事より、日本のスポーツ環境の現状や、少子高齢化・国民の運動不足・子どもの体力低下などの課題が示され、今後は地域に根差した「総合型地域スポーツクラブ」こそが、その打開策になることをご説明いただいた。長野県内、特に中信地域のクラブ設置率が低い状況にあることから、黒田指導主事は「ぜひ総合型地域スポーツクラブに参加し、楽しみながら専門知識を生かしてほしい」と、今後の参加・協力の必要性を学生らに訴えられた。



また、安曇野総合型スポーツクラブ・スポネット常念の臼井良臣会長、しおじり高出総合型地域スポーツクラブ(仮称)設立準備委員会の山田晴良氏、信州スカイパークサービスセンターの篠原裕一企画グループ長より、すでに現場で行われている事例をご紹介いただき、地域の人々の結びつきが深まるなど多くの魅力と共に、平日の指導者が少ないなど地域の人によって運営されている取り組みならではの課題なども語られた。



スポーツ健康学科の学生たちに「指導者」としての参加を要望いただくなど、地域の皆さんから直接このような声をかけていただく機会は大変貴重である。学生が住む地域に本学での学びを生かす格好の場所があるということに改めて気づいた学生も多く、これからは地域のクラブに積極的に参加したいという声も聞かれた。今後、こうした学生たちの各地域での活躍に期待すると共に、本学や学生たちがかけ橋となり、地域間のつながりがさらに深まることにも期待したい。



なお、この講義は「信州コンソーシアム」の授業の一環として他の大学にも配信されました。
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