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2012/01/10
スポーツ健康学科卒業研究発表会開催 -緊張の中に笑顔もみられた充実した1日-
本学人間健康学部スポーツ健康学科の卒業研究発表会が1月7日(土曜日)の終日にわたって524講義室(口頭発表)及び521・522講義室(ポスター発表)において開催された。参加者は、①発表者の4年生全員、②来年の発表予定の3年生(卒業研究発表の様子の把握や研究の仕方の学習のため)、③3年次以降のゼミ選びの時期にある2年生(ゼミ選択決定のため)が必須となっている、実際の参加者は、これらの学生諸君に加えて、大学院生、卒業、保護者、健康栄養学科の教員、総合経営学部の教員、地元報道関係者などであった。
口頭発表者21名は3セクショ(1セクション7名)に分けて実施された。発表時間は各自6分間。各セクション7名の発表後に20分の意見交換が行われた。発表内容は、映像を使っての発表、意外で面白いテーマの発表、調査結果を丹念に分析した発表、長期間にわたりコツコツと積み上げてきた研究、テーマ設定に新たな視点を取り入れた研究など、多様性に富むものであった。6分間という短い時間内での発表にもかかわらず、発表打ち切りの合図「チンチンチン」が鳴ることもなかった。ゼミ指導に当たった先生方の指導の丁寧さを実感した。
ポスター発表では、口頭発表以外の者が、二つの教室でそれぞれ前半と後半に分けて行った。活発な意見交換が行われるボード、全く研究テーマに関心を持ってもらえなかったポスター、渾身の力を振り絞って創られたと思われるポスター、など、いろいろであった。
4年生の発表後には、30分程度のわずかな時間ではあったが、2年生対象のゼミ相談会を行った。これは、2年生が卒業研究発表から、また直接先輩のゼミ生からゼミの雰囲気などを聞くことによって、自分にあったゼミ選択ができるようにし、指導教員とのミスマッチを防ぐためである。(相談会の相談担当者は、そのゼミの3年生が行っている。)
全体として、昨年度とは少し違い、緊張の中にも笑い声や笑顔が出ることもあった。4回目の卒業研究発表会ということで、学生諸君がこのような舞台にも慣れ、余裕が出てきたあらわれかと感じられた。最後に4年生代表で謝辞を述べた市川由季さんも同じ内容のことを述べており、「学生も同じように感じているのだな」と嬉しく感じた。
私のゼミでは、卒業研究が佳境に入ったのは、11月後半からであった。時には、叱り、怒り、なだめ、指導上の混乱をゼミ生諸君に謝る日々が続いた。年末には、他の研究室のゼミ内発表会を拝見させていただいた。その時には自信無さげに発表していた学生が、本番では大きな声でしっかりと発表しており、多くのゼミ生が成長していくのを感じ取れた。
卒業研究発表会は、教員にとっても知的好奇心から、研究の面から、興味深いものである。他のゼミの学生諸君の関心を知ることができ、また他の研究領域での関心事を知ることができる(学生のテーマは、指導教員の関心のあるテーマもしくは、それに近いケースがある)。3年生の諸君、来年の卒業研究発表会を楽しみにしている。悩んで、弾けよ(はじけよ)!
本稿は、スポーツ健康学科 吉田勝光学科長に寄稿いただきました。
口頭発表者21名は3セクショ(1セクション7名)に分けて実施された。発表時間は各自6分間。各セクション7名の発表後に20分の意見交換が行われた。発表内容は、映像を使っての発表、意外で面白いテーマの発表、調査結果を丹念に分析した発表、長期間にわたりコツコツと積み上げてきた研究、テーマ設定に新たな視点を取り入れた研究など、多様性に富むものであった。6分間という短い時間内での発表にもかかわらず、発表打ち切りの合図「チンチンチン」が鳴ることもなかった。ゼミ指導に当たった先生方の指導の丁寧さを実感した。
ポスター発表では、口頭発表以外の者が、二つの教室でそれぞれ前半と後半に分けて行った。活発な意見交換が行われるボード、全く研究テーマに関心を持ってもらえなかったポスター、渾身の力を振り絞って創られたと思われるポスター、など、いろいろであった。
4年生の発表後には、30分程度のわずかな時間ではあったが、2年生対象のゼミ相談会を行った。これは、2年生が卒業研究発表から、また直接先輩のゼミ生からゼミの雰囲気などを聞くことによって、自分にあったゼミ選択ができるようにし、指導教員とのミスマッチを防ぐためである。(相談会の相談担当者は、そのゼミの3年生が行っている。)
全体として、昨年度とは少し違い、緊張の中にも笑い声や笑顔が出ることもあった。4回目の卒業研究発表会ということで、学生諸君がこのような舞台にも慣れ、余裕が出てきたあらわれかと感じられた。最後に4年生代表で謝辞を述べた市川由季さんも同じ内容のことを述べており、「学生も同じように感じているのだな」と嬉しく感じた。
私のゼミでは、卒業研究が佳境に入ったのは、11月後半からであった。時には、叱り、怒り、なだめ、指導上の混乱をゼミ生諸君に謝る日々が続いた。年末には、他の研究室のゼミ内発表会を拝見させていただいた。その時には自信無さげに発表していた学生が、本番では大きな声でしっかりと発表しており、多くのゼミ生が成長していくのを感じ取れた。
卒業研究発表会は、教員にとっても知的好奇心から、研究の面から、興味深いものである。他のゼミの学生諸君の関心を知ることができ、また他の研究領域での関心事を知ることができる(学生のテーマは、指導教員の関心のあるテーマもしくは、それに近いケースがある)。3年生の諸君、来年の卒業研究発表会を楽しみにしている。悩んで、弾けよ(はじけよ)!
本稿は、スポーツ健康学科 吉田勝光学科長に寄稿いただきました。