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2011/12/20
よりわかりやすい講義のための「短期大学部オリジナルテキスト」発刊
現在、日本の多くの大学・短大は、少子化に伴う大学全入時代を迎え、志願者の減少、学びや学生生活に対する意識の多様化、就職状況の悪化など多くの課題を抱えている。本学も例外ではなく、前年度末に作成した平成23年度事業計画の中にも、優れた取り組みを行っている本学の優位性を強調し、学生確保を目指すことが最重要課題として上げられていた。その計画の具体的な施策の一つとして、「専任教員の手による本学独自の講義テキストの開発および作成」が上げられている。大学の教科書は、市販されている参考書や専門書を利用するのが一般的である。担当教員は、講義の内容に合致している中で、履修者のレベルに合わせたものを選択しようと迷走するのだが、帯に短したすきに長しというものが多い。そこで、よりわかりやすい講義を展開することで、より高い修学意欲を持ってもらうことを目的に、本学の全専任教員17名が、履修する学生のイメージを持ちながら、自身の担当講義の中で利用するオリジナルテキストを作成することとなった。
当初、シリーズということで、サイズや書式等をそろえるという議論もなされたが、フィールド・ユニット制を擁し、多くの分野の講義が展開されている本学では、様々なスタイルのテキストの方が自然だという結論となり、表紙のデザインを除いて、講義の特色を生かした自由な形のテキストとなっている。予算の関係もあり、出版時期をずらしながら約2年間で全教員が作成する予定だが、その第1期として、松原健二教授による「海外旅行入門」、矢野口聡准教授による「Webデザイン」、川島均准教授による「運動とこころの健康」、長島正浩准教授による「財務会計」の4冊のオリジナルテキストが完成し、今年度の後期の講義から使用されている。
短期大学の60周年記念事業の一環としても計画されたものだが、社会情勢や学生の気質などは常に変化しており、それに合わせる形でのオリジナルテキストは、記念事業として終わらせることなく、今後も発展させていきたい。
本稿は松商短期大学部経営情報学科 浜崎央准教授より寄稿いただきました。
当初、シリーズということで、サイズや書式等をそろえるという議論もなされたが、フィールド・ユニット制を擁し、多くの分野の講義が展開されている本学では、様々なスタイルのテキストの方が自然だという結論となり、表紙のデザインを除いて、講義の特色を生かした自由な形のテキストとなっている。予算の関係もあり、出版時期をずらしながら約2年間で全教員が作成する予定だが、その第1期として、松原健二教授による「海外旅行入門」、矢野口聡准教授による「Webデザイン」、川島均准教授による「運動とこころの健康」、長島正浩准教授による「財務会計」の4冊のオリジナルテキストが完成し、今年度の後期の講義から使用されている。
短期大学の60周年記念事業の一環としても計画されたものだが、社会情勢や学生の気質などは常に変化しており、それに合わせる形でのオリジナルテキストは、記念事業として終わらせることなく、今後も発展させていきたい。
本稿は松商短期大学部経営情報学科 浜崎央准教授より寄稿いただきました。