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東新大学(韓国)との学術研究交流事業で学生7名、教員3名が訪韓

仁川国際空港でのお迎え

発表する近藤優衣さん

光州市国立博物館前にて

去る10月26日(水曜日)から29日(土曜日)にかけて、本学人間健康学部スポーツ健康学科の学生7名と教員3名(中島弘毅教授、呉泰雄準教授と報告者吉田)が、両大学による第3回共同学術大会(テーマ:少子高齢化時代の運動と健康管理)に参加するため訪韓した。この事業は、両大学間で昨年に結ばれた連携協定の一環として実施されたものである。

26日は、中部国際空港から北朝鮮国境に近い仁川国際空港に飛んだ。東新大学構内のゲストハウス(全羅南道)に着いたのが午後11時近く。同空港から6時間、東新大学のマイクロバスに揺られ、本学を9時に出発して14時間ほどの長旅であった。

翌27日は、まず教員が東新大学の教職員の方々と面談をする一方で、学生諸君は運動処方センターを見学した。10時過ぎから学術大会が開始された。本学の中島教授の遺伝子に関する研究発表に始まり、東新大学博士課程学生(健康運動用具のGymstickを使用した運動効果に関する研究)、本学大学院生の傳田君(健康長寿地域在住高齢者の体力と食物摂取状況に関する研究)、東新大学学部生(在学生を対象とした運動処方に関する研究)、本学学部生の近藤優衣さん(心臓震盪とAEDに関する裁判の研究)の発表があった。前半は質疑が活発に行われたが、時間の関係で、後半の学部生諸君の発表において質疑が省略されたのは残念であった。近藤優衣さんの発表は、パワーポイントを韓国語で作成してあったため(本学呉先生のアイデア)、東新大学の学生諸君にもかなり理解してもらえたようであった。発表後、東新大学の先生からは、日本でAEDをめぐって裁判となっていることを聞き、受講学生がAEDの操作法を学ぶ重要性に気づいてくれたのではないか、と感謝された。運動指導(処方)自体ではないテーマの研究発表であったことも、参考になったと言われた。

28日は、代表的な博物館巡りをし、塩の博物舘(珍島)や光州国立博物館(光州市)を見学した。韓国の「ムツゴロウ」と対面し、韓国「のり」の歴史(韓国では「のり」のことを「金」という。そのわけは?)などを勉強した。29日は宿泊先のホテル(光州市)から一路釜山の空港に向かい、14時過ぎに中部国際空港に降り立ち、本学へは19時頃到着した。

移動時間の長さ(仁川~大学ゲストハウス間6時間、光州市ホテル~釜山空港間3時間)には、乗り物には弱い私としては一寸閉口したが(ガムを噛みっぱなし)、東新大学の皆さんの親切な応対、学生諸君の熱い交流、「海水浴」ならぬ「海水湿布」など、得難い経験をさせていただいた。円高・ウォン安の恩恵をと、市中のスーパーマーケットでいつになく衝動買いをしたことを反省しつつ、このような機会を与えていただいた、関係各位にお礼を申し上げたい。

本稿は、スポーツ健康学科 吉田勝光学科長に寄稿いただきました。
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