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2011/11/30
  • アウトキャンパス・スタディ事例

長野銀行本店を訪問「金融論」アウトキャンパス・スタディ

11月30日(水曜日)、松商短期大学部の金融論の講座において、長野銀行様の本店を訪問するアウトキャンパス・スタディを実施しました。

金融論の講義では岸真清中央大学教授と私が執筆した『ファースト・ステップ金融論改訂版』を用いて講義を進めています。今回のアウトキャンパス・スタディでは、長野銀行様から地域金融機関についてご説明をいただき、また、事前に当方で質問を用意し、長野銀行様から回答をいただき、質疑を行いました。

具体的には、総合企画部小林尚文次長様より「地域金融機関としての長野銀行の役割」というレジュメを基に講義を行っていただき、それに関連する私からの質問に回答をいただきました。また、事前に用意した当方からの質問にも丁寧な回答をいただき、最後に学生のみなさんと小林次長様との間で質疑応答が行われました。

そして、講義の後に玉木久美子研修課長様から12月1日から解禁となる就職活動について若干のアドバイスをいただきました。学生は携帯メモ帳『EYE』(Edit Your Everyday)を用いて小林次長様、玉木課長様のお話を記録しました。講義を終えた学生の感想は、「今日のお話を聞いて地域貢献のために(銀行が)どれほど活動しているのか知ることが出来て良かったです。」、「マネーアドバイザーに女性が多いというのは励みになった。」、「予想していた銀行の仕事とは少し違ってFPの資格が必要だとか、やっぱり資格が大切だということを痛感しました。」などというものでした。

地域と金融について見た場合、「金融は、リレーションシップ・バンキングというビジネスモデルを通じて、地域再生をより効果的に達成すべき役割をもっている」(注)と言われますが、長野銀行様も地域密着型金融に取り組まれ、それを実践していると思います。銀行の現場の声に触れた学生の皆さんが、地域における金融機関の大切さを実感してくれればこの講義の目的は達成出来たと感じています。
最後に、今回のアウトキャンパス・スタディの企画に賛同いただいた長野銀行様に深く感謝致します。

(注)根本祐二(2006年)『地域再生に金融を活かす』学芸出版社、はじめに(P6)。


本稿は松商短期大学部 藤波大三郎教授より寄稿いただきました。
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