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2011/10/31
関甲新学生野球秋季リーグ1部入替戦に勝利! 硬式野球部、悲願の一部昇格
硬式野球部は関甲新秋季リーグ2部で優勝し、入れ替え戦で2勝1敗とし、創部10年、7回目の入れ替え戦で初の1部昇格を決めることが出来た。
関甲新リーグでは、北関東地区のレベルがかなり高く、惜敗を繰り返してきた。
今回優勝できた要因はいくつか考えられる。
一つには先発メンバー7名の4年生の力が大きい。彼らが1年生の時からレギラーとして経験を重ね、上原和久キャプテンを中心にまとまり、力をつけてきた。今夏、大学日本一になった明治大学とのオープン戦に勝利したのであるが、対戦後、善波達也監督に「来年リベンジをさせてくれ」と真剣な顔で言われたのには驚いた。
二つ目には監督の采配である。大塚喜代美監督は夏の選抜高校野球の優勝投手である。5試合投げて自責点0の大投手であった。選手の調子の良し悪しではなく、相手の投手を予想し、それに打てる可能性の高い選手を起用したが、それがことごとく功を奏した。少ないチャンスを何度も活かすことが出来た。投手出身監督ならではの見事な采配であった。
三つ目には主戦投手が2名いたことである。通算30勝の小川武志投手、入れ替え戦11イニング無失点の3年生桜木将之投手の2本柱がいつも完璧な投球をしてくれた。おかげで「3点取れば勝てる」と野手たちは信じ切って戦うことが出来た。
チームで価値観、目的を共有し、それに向かってチームが一丸となって努力することにより、より力を発揮し夢をかなえることが出来るということを4年間かけて体感してくれたことが嬉しい。彼らの心の財産となり、きっと人生で役立つことがあると思う。
1部に昇格することを待ち望んでいた亀田正雄初代監督は、「甲子園経験のない選手に神宮を経験させてあげたい」といつも言っていた。やっとスタートに立ったところである。
4年生中心だったチームにとってこれからさらに厳しい戦いが始まる。
最後に、10年間温かく応援いただいた多くの方々に心から感謝します。負け続けていても絶え間なく温かい声援を送っていただいた。これからも皆様と夢を共有しさらに喜びを分かち合える日を目指して部員一同努力していきたい。
本稿は、硬式野球部部長を務める観光ホスピタリティ学科 山根宏文教授より寄稿いただきました。
関甲新リーグでは、北関東地区のレベルがかなり高く、惜敗を繰り返してきた。
今回優勝できた要因はいくつか考えられる。
一つには先発メンバー7名の4年生の力が大きい。彼らが1年生の時からレギラーとして経験を重ね、上原和久キャプテンを中心にまとまり、力をつけてきた。今夏、大学日本一になった明治大学とのオープン戦に勝利したのであるが、対戦後、善波達也監督に「来年リベンジをさせてくれ」と真剣な顔で言われたのには驚いた。
二つ目には監督の采配である。大塚喜代美監督は夏の選抜高校野球の優勝投手である。5試合投げて自責点0の大投手であった。選手の調子の良し悪しではなく、相手の投手を予想し、それに打てる可能性の高い選手を起用したが、それがことごとく功を奏した。少ないチャンスを何度も活かすことが出来た。投手出身監督ならではの見事な采配であった。
三つ目には主戦投手が2名いたことである。通算30勝の小川武志投手、入れ替え戦11イニング無失点の3年生桜木将之投手の2本柱がいつも完璧な投球をしてくれた。おかげで「3点取れば勝てる」と野手たちは信じ切って戦うことが出来た。
チームで価値観、目的を共有し、それに向かってチームが一丸となって努力することにより、より力を発揮し夢をかなえることが出来るということを4年間かけて体感してくれたことが嬉しい。彼らの心の財産となり、きっと人生で役立つことがあると思う。
1部に昇格することを待ち望んでいた亀田正雄初代監督は、「甲子園経験のない選手に神宮を経験させてあげたい」といつも言っていた。やっとスタートに立ったところである。
4年生中心だったチームにとってこれからさらに厳しい戦いが始まる。
最後に、10年間温かく応援いただいた多くの方々に心から感謝します。負け続けていても絶え間なく温かい声援を送っていただいた。これからも皆様と夢を共有しさらに喜びを分かち合える日を目指して部員一同努力していきたい。
本稿は、硬式野球部部長を務める観光ホスピタリティ学科 山根宏文教授より寄稿いただきました。