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2011/06/10
  • アウトキャンパス・スタディ事例

生産者と料理人から学ぶ―「食」のこと健康栄養学科 アウトキャンパス

栽培方法を説明する生産者の野村さん(写真左)

ハウスの中に入れていただきました

みんなでトマトを試食!

たくさんの料理を用意してくださった藤木シェフ

前日の雨がうそのように青空が広がった6月3日(金曜日)、健康栄養学科1年生がアウトキャンパススタディで塩尻市のトマト生産農家である野村農場と、本学特別講師の藤木徳彦シェフのレストランであるエスポワールを訪問しました。

1年前期科目の「食生活論」では、このアウトキャンパススタディを生産者と消費者をつなぐ役割を担う食の専門家として「できること」、「しなければいけないこと」などについて考える学習の機会と位置づけています。生産者から直接お話をうかがって考えるというこのようなプログラムは、農業県に位置し、地域のネットワークを大切にしている松本大学だからこそできるものであり、健康栄養学科が現在進めている大学教育GPの取組の柱でもあります。学生は、設定された学習テーマやメニュについて事前学習を行って当日を迎えました。

野村農場では、野村さんご一家から、特別な生産方法でおいしさを追及しつつハウス栽培をしているトマトについてお話していただいた後、用意されたトマトをがぶり。甘味となつかしい青臭味が絶妙に詰まったトマトについつい手が伸びました。作物を生産する農家の皆さんの熱意と、それに日を当てようとする藤木シェフの心意気に触れることができました。

その後、蓼科高原にある藤木シェフのレストランを訪問し、シェフが学生へのメッセージを表現してくださった料理の数々をいただきました。

農水省から地産地消の仕事人に選定されている藤木シェフとスタッフの皆さんが整えてくださった料理の試食とその場での藤木シェフのお話から、多くのことを学んだことと思います。その学びがこれからのプロフェッショナルとしての学習に活かされることを願っています。

本稿は、健康栄養学科 廣田直子教授より寄稿いただきました。
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