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2011/05/09
  • イベント情報

健康栄養学科の学生と地域健康支援ステーションとのコラボレーション―松本山雅ユースアカデミー スポーツ栄養講座―

学生による寸劇が行われました

グループワークを楽しく学ぶ子どもたち

とても元気に取組んでいました

連休初日の4月29日(土曜日)、本学5号館で松本山雅ユースアカデミーのサッカー少年たちとその保護者を対象としたスポーツ栄養講座が開催されました。本学の地域健康支援ステーションでは、スタジアム弁当の開発・販売を通し、協定を結んでいる松本山雅との連携事業を進めていますが、今回の栄養講座も連携事業の一環として実施されたものです。

地域健康支援ステーションの役割のひとつとして、「地域の栄養・食生活に関するニーズを学生の教育につなげること」がありますが、今回の栄養講座はまさにそのよい事例となりました。私が担当する栄養教育実習では栄養教育のプランニングについて学びますが、指導案作成の要素や要点について学んだ後、地域健康支援ステーションの石澤管理栄養士から、今回依頼された業務について説明してもらい、グループごとに今回のスポーツ栄養講座を題材として指導計画案を作成しました。また、スポーツ栄養の基本に関する学習も組み入れました。29日の講座を組み立てるにあたっては、学生が作成した指導案を参照して、石澤管理栄養士がこれまで積み上げてきたものを活かして組み立てた指導内容に学生のアイディアを散りばめてくれました。

当日は、学生提案の寸劇からスタート。石澤管理栄養士のシナリオと当日有志として参加してくれた学生たちの演技がすばらしく、たいへん好評でした。途中から、子どもたちと保護者に別れ、私は保護者の講座を、石澤管理栄養士と学生たちは子どもたちの講座を担当しました。子どもたちは料理カードを用いたグループワークで楽しく学び、それぞれに自分の食生活の課題に対する気づきを持ち帰ってくれたようです。

参加した学生たちも得るものがたくさんあったと思います。自分たちが授業のなかで作成した指導案が活かされた今回の講座にスタッフとして関わることで、指導案の目標設定は適切だったか、実りある楽しい講座にするためには何が必要か、指導内容や教材は適切だったかなどについて考えてくれたと思います。今回の講座内容について、通常の授業のなかでフィードバックし、当日参加しなかった学生たちの学びにも結び付ける予定です。

本稿は、人間健康学部健康栄養学科廣田直子教授に寄稿していただきました。

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