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2011/03/04
  • アウトキャンパス・スタディ事例

地方消費者グループ・フォーラムIN関東に参加して

2月25日(金曜日)、東京・四谷にある主婦会館で行われた地方消費者グループ・フォーラムIN関東に、松本市波田地区消費者の会(会長:織田ふじ子氏)の方々と共に参加しました。
このフォーラムは消費者庁と全国消費者団体連合会が主催したもので、最初に開会挨拶、蓮舫内閣府特命担当大臣の大臣挨拶、そして福嶋浩彦消費者庁長官からの長官挨拶と報告が行われました。
続いて、地域の行政、消費者団体の取組が8例報告されました。その後、グループに分かれて分散会となり、私のグループは長野県消費者団体連絡協議会事務局長の小松由人氏の司会でディスカッションが行われました。その中で私から中信・諏訪地域の消費者アンケートを分析した「金融機関の利用状況等の調査結果について」を報告させていただきました。最後に5つのグループからディスカッションの概略の発表があり、閉会挨拶の後、散会となりました。
地域の消費者の安全・安心を確保するため、行政の取組だけでなく、地域の消費者問題に携わる者が幅広く連携して、地域住民の意識を高めてゆくことが大切と言われます。消費者行政には、近接性、いわゆるニア・イズ・ベターの原理と言われる地方行政について考え方がかなり用いられています。ここに地域のフォーラムに政府の幹部の方々が出席し、ディスカッションに参加される理由があります。
松本市波田地区消費者の会の方々は平成11年から金融経済問題に取組まれていますが、振り込め詐欺など金融経済に関わる消費者問題は多くあります。金融論を専門とする私としても地域の皆様との連携に取り組んでゆく気持ちを新たにした次第であります。
 本文は、松商短期大学部 藤波大三郎教授が執筆しました。
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