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2011/02/25
  • アウトキャンパス・スタディ事例

フィールドでの学びを後輩にフィードバック健康栄養学科「実践活動報告会」

100名ほどの学生が熱心に耳を傾けていました

真剣に報告を行う学生たち

温かいコメントを下さった地域の関係者の方々

2011年2月22日(火曜日)、午前中開催された「臨地実習報告会」に引き続き、午後2時から健康栄養学科の2010年度「実践活動報告会」が開催されました。
この報告会は、健康栄養学科が文部科学省大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラムに選定された平成21年度から実施しているもので、本年度が2回目の開催となります。
3・4年生がゼミナール等で実施した地域住民などを対象とした実践活動について学年の枠を超えた発表会を実施することで、発表者である上級学年の学生たちは、これまで大学の課程教育の中で学んだことが自分たちの実践活動にどのように活かされたのかを振り返ることができます。下級生は、基礎的な科目が多いため、今、自分たちが学んでいる科目が地域の現場においてどのように統合され、応用されるのかイメージすることが難しいものです。先輩たちの発表を聞くことで、将来の学びの道筋が明確になり、自分たちも先輩たちのようにフィールドにおけるさまざまな活動にかかわりたいという目標を持ち、大学の授業科目の学習に対するモチベーションを高めます。この報告会は、このようなフィードバック機能をねらいとして実施されています。
当日は、実験教室のサポートから、食品開発、糖尿病の患者様たちを対象とした活動、地域で開催されているさまざまな健康教室での活動等、9テーマの発表がありました。発表者の3年生は、授業等を通して磨いたプレゼンテーションスキルを発揮し、自分たちの活動について紹介するとともに、後輩たちへのメッセージを伝えてくれました。国家試験を間近に控えた4年生2名も発表し、「地域にこのような場を提供してくれる皆さんがいるからこそ、私たちは学外での活動を通して学ぶことができます。その環境を大切にしてください」と後輩たちへのメッセージを結んでくれました。学外の実践活動でお世話になった地域の関係者の皆様も駆けつけてくださり、コメントをいただくことができました。
「学内での勉強を地域での活動に活かすことができた」という学生の声も多く、学生たちにはこのような多様な学習を重ね、地域の方々から学ばせていただくことを糧にして、大きく成長してほしいと願っています。
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