新着ニュース

2010/11/29
  • アウトキャンパス・スタディ事例

健康栄養学科廣田ゼミナール3年生ヘルスアップ研修会スタッフとしての学び

11月27日(土曜日)、青空を背景とした八ヶ岳のすばらしい姿を間近に見ながら、健康栄養学科廣田ゼミナールの3年生10名が、山梨県北杜市小淵沢町にあるアルソアという化粧品会社の本社社員食堂などを会場として実施された保健補導員さんを対象とした国保連合会・富士見町のヘルスアップ研修会に参加してきました。
 これは、本学の「地域健康支援ステーション」がヘルシーバイキング講座の業務を請け負って実施できたもので、廣田ゼミナールの学生は、ステーションの石澤管理栄養士が行う栄養講座を見学し、実際の栄養教育について学ぶと共にスタッフや受講生のサポート役として活躍しました。
 前半に行った講義では机間巡視を行いながら計算等のサポートを行い、受講生とコミュニケーションとることで自分の知識の確認などを行うことができたようです。
 バイキング講座では、会場設定のための打ち合わせからセッティングまでを実体験し、こうした講座ではどのような準備が必要であるのかを学びました。
 バイキングでは、石澤管理栄養士の説明のあと、学生全員で料理をサーブしたり、食事をしている受講生の声を収集したりと大活躍。実際に食べてもらいながらの講座は、受講生の反応もよく、あちこちで「おいしそうなので、あれもこれもと思ったら、目標量よりもこんなに多くなってしまったわ」「ケーキはやはりカロリーが多いのね。コーヒーゼリーにしておけばよかったわ」などの声と笑顔にあふれた講座となりました。
 アルソアの社員食堂は有機野菜や玄米などを使用し、独自のメニュー展開で給食を提供していますが、講座後にはみんなで、当日提供されたメニューをいただき、こうした料理についても学ぶことができました。
 石澤管理栄養士のほかにも、長野県健康づくり事業団や富士見町の管理栄養士さんや国保連合会の保健師さんがスタッフとして参加しており、その方々からもいろいろアドバイスや激励などをいただきました。帰路のバスの中での反省会では、大学の学習だけでは気づくことができない自分の知識不足や一般の方々の考え方などを学んだとの感想があり、多くの収穫があったようでした。今回の経験を生かし、ますます成長していってほしいと思います。
 本稿は健康栄養学科の廣田直子教授に寄稿していただきました。
このページ先頭へ