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2010/09/03

中国のマスコミ関係者が松本大学を視察 日本学生の現状を取材

9月2日(木曜日)、財団法人日中友好会館が日中青少年交流事業の一環として、中国の青年マスコミ関係者31名が本学を訪れ、学生9名が取材を受けた。

 上高地から松本大学に来られた一行に対し、総合経営学部学部長の木村晴壽教授が大学を代表し「自然豊かな長野県にようこそ」と歓迎の意を述べた。続いて本学国際交流センター長で観光ホスピタリティ学科の尻無浜博幸准教授が、松本大学の概要を説明し、地域貢献度の高い大学だと紹介した。

 次に学生に対する質問の時間となり、若い中国人記者たちは、日本の若者がどんなことを考えているのか関心が高い様子で、「新聞を読む習慣はあるか」「松本大学は地方の大学だが都会に憧れなかったか」など次々と質問をされた。 

 車椅子で通学し福祉を学ぶ、観光ホスピタリティ学科3年生の大塚明君は、就職についてどう考えているか問われ、「大学に入学して、福祉を必要としているのは、障がい者や高齢者に限らず、一般の人もそうであることがわかった。就職についても、そうした幅広い視点で福祉分野の仕事を探していきたい」と答えた。

 また、自分の専攻以外に学ぶことも大切ではないかとの質問に、同学科4年生の藤牧真美さんが「社会科の教員免許取得を目指しているが、最近〈国際協力〉にも関心を持ち始め、両方を学べる大学院へ進みたい」と抱負を述べた。

 中国人のマスコミ関係者は、その後も松本大学内を見学し、一般の学生にも声を掛け、学生生活について聞いていた。一行は予定していた時間をはるかにオーバーしていたが、日本のことを知ろうとする若いジャーナリスト魂が感じられた。全国の数ある大学の中で、松本大学のような地方の大学のが、中国でどう伝えられるのか興味のあるところだが、学生たちには、将来のことを考える意味でも良い刺激になったことだろう。
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