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2010/01/14

ファイナンシャル・プランナーの国家資格を活かし 厳しい就職戦線に臨む総合経営学科学生の就活レポート

総合経営学科では、厳しい就職戦線を勝ち抜こうと資格取得に励む動きが目立ってきている。とくに金融機関志望者の中では、ファイナンシャル・プランナーの資格取得熱が高まり、合格者も急増している。こうした動きについて、総合経営学部就職委員長の太田勉教授に解説してもらうとともに、資格を取得した学生に心境を語ってもらった。

 ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)は、個人のライフ・プランニング(生涯の生活設計)を総合的にアドバイスし、プランの立案・実行を手助けする国家資格である。3級FP技能士は、学生でも受験可能である。

 金融について実践的に学ぶ太田ゼミでは「具体的な目標を設定することで学生の学習意欲が高まるし、就職にも役立つ」ため金融関係資格(FP技能士、証券外務員)の取得を奨励し、バックアップしている。昨年10月には、3級FP技能士を受験した3名の3年ゼミ生が全員合格した。3級FP技能士を取得するには、学科試験と実技試験の両方に合格する必要があるが、学生には学科試験(全国学生合格率68.5%)に比べ実技試験(同34.9%)のハードルが高く、実践的な学習が必要である。

 国家資格の合格は、就職活動において学生が自己アピールの材料として使えるばかりではなく、自信にもつながっているようである。昨年4月に長野銀行に内定した岡本拡君(4年生)は、「銀行志望だったので3級FP技能士に挑戦し、3年生の10月に合格したため、自信をもって就職活動に臨むことができた」と後輩にも資格取得を勧めている。

 3級FP技能士に合格した3年生の1人下里彩華さんは、就職活動に臨む意気込みを次のように語っている。「将来金融機関に就職し、個人に貴重な金融資産の運用をアドバイスするような仕事につきたいと考えているため、学生でも受験できる国家資格『3級FP技能士』に挑戦し、昨年10月に合格することができた。『ファイナンシャル・プランニング』というFP対策講座や金融論のゼミナールでのサポートが役に立った。就職活動前にぜひ合格したいと思って、同じゼミの親友と一緒に勉強したのが励みになった。試験勉強に取り組むことによって景気動向や金融市場の動きに敏感になったし、合格という目標を達成する粘り強さも身についたと思うので、この経験を就職活動に活かしたい」。
 下里さんの他、太田教授のゼミ生の就職活動の様子は、その後公式ブログにて紹介されました。
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