新着ニュース

2009/11/30
  • イベント情報

フードコーディネーター赤堀博美氏による講演会開催

松本大学では、平成21年度「大学教育・学生支援推進事業」【テーマA】大学教育推進プログラム選定事業の一環で、11月28日(土曜日)に赤堀博美先生(赤堀料理学園校長・日本コーディネーター協会副会長)による講演会「フードコーディネーターの実際 ―管理栄養士の新たな舞台―」を開催した。
 講演では、まず、レジュメに沿って、いくつかの具体的な仕事を挙げ、あなたがフードコーディネーターだったら、この仕事ではどういう風に考えますか?という投げかけをされた。その上で、知っているようで知らないフードコーディネーターの世界について、食べ物がそこにあれば、そこに仕事がある、というくらい広く活躍の場があること、仕事の内容が多岐にわたることが述べられた。そして、初めの問いに答える形で子どもの料理教室や、料理本の執筆、レシピ制作、メニュー開発、テレビドラマやCMの撮影に関わる仕事など、実際に赤堀先生が行っている仕事について紹介された。
 また、本膳料理や懐石料理から続く一汁三菜の食事様式、食事をするときの基本、あしらいの文化など日本の食文化から、作る側の思いとそれを受けて食べる側のマナーについて述べられた。
 さらに、フードコーディネーターは、単に華やかであるだけではなく、そこに栄養バランスなど食育を常に意識することが大切である、と管理栄養士の資格を生かしながらフードコーディネーターとして活躍されている赤堀先生の考えを述べられ、本学で管理栄養士の資格取得を目指しながら、フードコーディネートに興味を持つ学生に対してよい指針を示していただいた。
 フードコーディネーターの仕事は、自分が作ったもので、どうやると、ひとが幸せになれるかを考えることである。ひとを思う心があるかどうかでこの仕事ができるかどうか決まる。との言葉が印象的であった。
 遠方よりおいでになり、日帰りという慌ただしいスケジュールにもかかわらず、個別に質問する多くの学生に対して、優しくお答えいただき、大変感謝申し上げます。

本文は、健康栄養学科の石原三妃専任講師に執筆していただきました。
このページ先頭へ