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2009/03/03

健康栄養学科の学生提案メニューが ヘルシー志向のレストランに登場

松本市内に開所した住宅型有料老人ホーム「エリシオン開智」の1階フロアに「旬菜 五行」というレストランがあります。このレストランで、健康栄養学科の学生提案メニューが提供されることになりました。

 レストラン側から、オープンと同時に、管理栄養士をめざす学生たちのメニューを提供していきたいという申し出をいただき、健康栄養学科1・2年生にメニュー提案の呼びかけを行いました。松本大学では、「食べる喜びを忘れない」管理栄養士の育成をめざしていますが、そういった意味で、今回の申し出はとても有意義な学習の機会になると考えたからです。

 管理栄養士として働いていく上で、調理師との連携は欠くことができません。管理栄養士は栄養管理の視点を重視して望ましい献立を考え、組み合わせていきますが、フードサービスにおいて、それを料理として具現化していくのは、調理師です。調理師が料理提供をしていく上で、重視している点を知ることや、調理師の専門的知識や技術に基づく意見とのやりとりは、管理栄養士としての資質を高める上で非常に有意義であると考えました。レストランで提供するからには、原価管理についても考える必要があり、学内での実習とは異なり、現実の課題として向き合うことになりますので、経営管理の学習へとつながるでしょう。

 最初にアイディアを出してくれたのは、健康栄養学科1年の加賀見裕子さん。今回の提案メニューのひとつは、「茅野の食材を使ったメタボ対策メニュー」です。実際にレストランのメニューとして完成するまでに、調理師さん、施設の栄養士さんとディスカッションを重ね、試作の現場にも立会いました。この過程はとても貴重な学習の機会となったはずです。

 2月23日(月)の11時にレストランがオープンしました。さっそく来店し、提案メニューを召し上がってくださるお客様の姿をみて、実現までこぎつけたことに感動しました。今後も、学生たちの生きた学習の場として連携を深め、松本大学らしい管理栄養士の育成につなげていきたいと考えています。

 レストランはどなたでも利用できます。多くの方に召し上がっていただきたいと思っています。
 本文は、人間健康学部健康栄養学科 廣田直子教授から寄せていただきました。
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