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2008/06/09
  • アウトキャンパス・スタディ事例

健康栄養学科1年生初のアウトキャンパス・スタディ長野県畜産試験場などを見学

6月6日、健康栄養学科1年生はアウトキャンパス・スタディで長野県畜産試験場などを訪問した。前期に開講されている「食生活論」の中で企画したもので、昨年の長野県池田町の野菜等生産農家訪問に引き続いての実施となる。「食生活論」では、この企画を通して、生産者と消費者をつなぐ役割の担う食の専門家として、できること、しなければいけないことなどについて考える機会を提供している。生産者の方々から、直接お話をうかがって考えるというこのようなプログラムは、農業県に位置し、地域のネットワークを大切にしている松本大学だからこそできる取り組みである。
 試験場では、場長さんや研究員の皆さんから、養豚、養鶏、肉牛・乳牛飼育やそれが食材として提供されるまでの過程などについてお話をうかがった後、実際に肉牛と乳牛の飼育室などを見学した。牛のつぶらな瞳と目を合わせながらうかがった説明の中から、スーパーマーケットなどに並んでいるパック詰めされた食肉だけを見ていては気づかない多くのことを教えていただいた。見学した学生からは、「頭でわかっているようで、実際の生産現場のお話をうかがわなければ知らないことがたくさんあると実感しました」という感想が聞かれた。
 学生は、事前に示されている学習テーマの中からひとつを選び、事前学習を行って当日を迎えた。試験場見学の最後には、昨年に引き続き、この企画の設定でお世話になった茅野市の藤木徳彦シェフから、各テーマに沿ったコメントをうかがうことができた。
 その後、蓼科高原にある藤木シェフのレストランを訪問し、シェフが学生の学習のためにと用意してくださったランチをいただいた。料理の試食とレストランのスタッフの皆様のおもてなしを受けるという体験を通して、藤木シェフの料理人としての意気込みを自分の糧とし、一味違った管理栄養士として成長していってほしい。
 本文は、人間健康学部健康栄養学科 廣田直子教授から寄せていただきました。
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