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2007/09/20
  • イベント情報

足利工大・牛山泉教授を迎え公開講義 「地球環境とエネルギー問題」

2007年7月23日(月)午後1時より、「環境問題と自然エネルギー」と題した公開講義が催されました。昨年足利工業大学へ見学に出かけたのが縁で、その時の約束通り今年は牛山泉先生が松本へお越し下さいました。先生は松本深志高校出身で、特に風力発電では今や日本の第一人者です。
 県内では風力発電を巡り、「地球環境には良いが、山上や稜線に設置するとなると地域の自然環境・景観の破壊なども課題」と認識されています。こうしたことから、興味・関心の高い市民の参加も20名近くになりました。
 講演は筆者の「地球環境とエネルギー問題」を受講している短期大学生を主な対象として、地球温暖化など地球環境の現状や各国の取組状況、そして日本のエネルギー消費の現状などをグラフや図をふんだんに用いて、詳細に説明して下さいました。90分の講演時間は瞬く間に終わってしまいましたが、ヨーロッパの自然エネルギーを取り入れた対策は若い人にも十分に参考になったと思います。
 社会人の方も、このようにまとまってレビューを受ける機会が多くはないので、参考になったと大好評でした。特に問題意識を持ってこられた方が多かったためか、講義終了後も牛山先生を囲んで議論が延々と続き、あたかも「第二部の講演会」の様相を呈していました。牛山先生もお疲れのところだったにもかかわらず、聴衆の熱心さに長い時間お付き合いいただきました。
 講義の感想はプリントにまとめて後日牛山先生に送付しましたが、学生の前向きな反応に喜んでおられました。


松本大学松商短期大学部 副学長 住吉廣行
平成19年9月20日蒼穹第88号より

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