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観光ホスピタリティ学科の学生 DS演習ハワイ海外実践研修 3月31日~4月4日

観光ホスピタリティ学科の資格演習のひとつであるデスティネーション・スペシャリスト(DS)演習は、アメリカで公認されている地域ガイド資格試験対策講座です。

 本講義では、世界の観光地の中でも認知度も高く歴史もあるハワイを取上げて、昨年の4月から5人の観光ホスピタリティ学科の学生とともに英語で勉強してきました。この英語の資格試験は、TOEICや英検のような語学能力を試すものではなく、英語を媒体として世界の観光地の専門知識を身につけることが目的です。日本の信州検定や松本検定にあたる資格試験といえます。

1年間学んできたハワイの地を実際に自分たちの目で見たい!という希望から今回の研修旅行を学生と共に企画しました。目的地はハワイ州オアフ島。3泊5日という強行スケジュールです。成田空港での搭乗手続きや出国・入国手続きまで全てが初体験。

ホノルルに到着後、さっそくオアフ島観光バスツアーに参加し半日コースで名所を回りました。各地名は全て英語のテキストで読んだ聞き覚えのあるものばかり。夕食では、英語メニューの読み方や注文の仕方、チップの計算の仕方や渡し方なども体験しました。

2日目はワイキキビーチからちょっと離れたハナウマ湾でスノーケリング。ハナウマ湾は、さんご礁と熱帯魚が保護されているビーチで、かなり厳しい入場者規制を行なっています。週に1日はビーチへの立ち入りを前面的に禁止。入場者には全員ハナウマ湾の歴史や動植物保護のためのビデオ鑑賞を義務付けています。駐車場の数も制限し入場料も取っています。ビーチへの食べ物の持込は禁止。それでも多くの観光客が訪れる人気のスポットです。持続可能な観光を実践しており、この取組から学べることがたくさんありました。

3日目はワイキキから数時間はなれたオアフ島の北側にあるポリネシア文化センターを見学しました。ここは米国ユタ州にあるブリガムヤング大学ハワイ校の大学生が運営スタッフとして働いているテーマパークで、ポリネシアの7つの島の住民の文化や伝統、生活様式を体験できる場所です。伝統的な踊りや音楽を楽しんだり、火のおこし方や、やしの実の割り方を見学したり、ポリネシアの生活を垣間見ることができました。我々を案内してくれた現地スタッフとの交流や様々な体験は、テキストでは学びきれない感動を与えてくれました。 

ハワイは日本人にとっても根強い人気を誇る観光地ですが、一年間かけて英語でハワイの歴史や地理、楽しみ方を勉強した後の旅行は非常に実り多いものでした。
 本文は、観光ホスピタリティ学科の益山代利子准教授が寄せてくれました。
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