信州文学の肖像

島崎藤村　　　　短編集の前後　2
日夏耿之介　　　『黒衣聖母』　18
藤森成吉　　　　『磔茂左衛門』　22
山室静試論　　　純粋な距離　25
臼井吉見論　　　第二芸術論　46
高橋玄一郎という詩人　　　象徴詩の変革　77

藤原保則伝　　　旧奥の細道　84
平仲物語　　　　私の卒業論文　104
ものくさ太郎　　説話の成長　114
甲陽軍鑑　　　　川中島合戦　127
内山真弓　　　　家塾・聚芳園を開き歌論書を著わす　154
佐久間象山　　　伝統と革新のはざまに生きた逸材　166
中江兆民　　　　『一年有半』　178

〈筑摩野の文学〉

米窪太刀雄　186
吉江喬松（孤雁）　192
小穴隆一　201

〈安曇野の文学〉

清沢清志論　　地域を担う人々　207
十二月八日翌朝の詩人たち　216

〈南国と信州〉

野溝七生子論 (一)　225
野溝七生子論 (二)　245
椋鳩十の詩　 263