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金融改革と信用秩序

-金融システムの安定性と効率性-

著者 太田 勉
ジャンル 金融
定価

2,500円+(消費税別)

本のサイズ A5版 235ページ
ISBN ISBN-10:4902915049
ISBN-13:978-4-902915-04-4
発行年月 2006年02月
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目次

はしがき

第1章 銀行・証券業分業体制とその変貌                
  • 第1節はじめに ―― 目的、構成、要旨
  • 第2節日本の金融構造の特徴 ―― 銀行中心の間接金融の優位
  • 第3節銀行・証券業発達の概観
  • 第4節戦前日本の銀行とドイツの信用銀行との比較
  • 第5節銀行・証券業分離規制の背景と今後の課題
参考文献

第2章 金融自由化と信用秩序   
  • 第1節はじめに ―― 目的、構成、要旨
  • 第2節信用秩序維持を巡る考え方
  • 第3節信用秩序維持のための諸手段の概要
  • 第4節欧米主要国における信用秩序維持の経験
  • 第5節日本の金融自由化進展と信用秩序維持
参考文献

第3章 海外の預金保険制度                       
  • 第1節はじめに ―― 目的、構成、要旨
  • 第2節海外の預金保険制度の設立と発展
  • 第3節米国の預金保険制度と金融機関破綻処理
  • 第4節米国における預金保険制度改革論議
  • 第5節日本への教訓
参考文献

第4章 預金保険制度の再検討                      
  • 第1節はじめに ―― 目的、構成、要旨
  • 第2節預金保険制度の役割とその変化
  • 第3節日本の預金保険制度の変遷
  • 第4節ペイオフ解禁延期の背景と問題点
  • 第5節ペイオフ解禁のための処方箋
  • 第6節現在の預金保険制度の課題
参考文献

第5章 金融改革の評価と展望                      
  • 第1節はじめに ―― 目的、構成、要旨
  • 第2節日本経済の再生と金融
  • 第3節1990年代後半以降の金融改革
  • 第4節金融改革の問題点と課題
  • 第5章金融改革の視点
参考文献

第6章 地域金融の現状と課題                      
  • 第1節はじめに ―― 目的、構成、要旨
  • 第2節地域経済を考える視点
  • 第3節地域金融を考える視点
  • 第4節総合経営学と地域金融
  • 第5節中小企業の経営革新と金融機関の情報戦略
参考文献

活用文献
索引

著者からのコメント

バブル崩壊後、日本経済の足かせとなっていた金融機関の不良債権問題もおおむね解決をみました。今後「活力重視型」の金融システムを展望するに際して、非常時を想定した安全装置は徐々に解除し、預金保険制度の枠組みも見直す必要があります。
 本書は、金融システムの安定性と効率性の両立を求める視点から、海外の事例研究を踏まえて1980年代以降の金融改革の動きや1990年代の金融システム不安の経験を総括し、地域金融の動向も視野に入れつつ、信用秩序政策の再検討を試みたものです。ご一読いただき、ご批判を賜れれば幸いです。

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