2027年4月松本大学に
人間科学群※
が誕生します
「
総合的に学び、
人の成長や社会生活を支えられる人材へ。
松本大学は、 新たな学びの扉を開きます。
※設置構想中であり、内容は変更となることがあります。
国内外の社会や教育を取り巻く課題は多岐にわたり、将来の予測が困難ないわゆるVUCA時代を迎えています。こうした不透明な未来社会を切り拓いていくために求められるのが、心と身体(からだ)の健全さを保持し、深く考える力を身につけた人材です。
新たな学位プログラムでは、これまでの教育学や心理学に加え、本学の持つ体育学や健康科学の知見も含めた多角的な学びと、さらにはデジタル技術や生成AIの活用を探究しながら、人間にしかできない考える力で複雑多様な課題解決を図る人材の育成をめざします。
「学群」とは
連係協力する複数学部の学問分野から構成されており、興味関心に合わせて幅広い学びを柔軟に選択できます。学士の学位を取得でき、学歴の取り扱いは通常の学部と変わりありません。
人間科学群
〈学士(人間科学)〉
入学定員
40名

“自主独立”と“地域貢献”を軸に
自身で考え課題を解決できる、
健やかな人材を育む
松本大学の建学の精神は、「自主独立」。自分の考えをしっかり持ちながら、よく考えて行動できる。そして、自分の能力と可能性を信じて、人としての品性を磨き続ける人材の育成をめざしています。 さらに、人間教育の基本理念として「地域貢献」を推進。 教育・研究を通じてのまちづくり・健康づくり・人づくりを教育目標のスローガンとしています。
新設される人間科学群では、こうした建学の精神と教育理念のもとで、「こころ」 と「からだ」について深く考えながら、主体的に行動できる人材を育成。地域社会や教育、あるいは心身の健康を取り巻くさまざまな課題を解決し、社会へ貢献することをめざしています。
人間科学群の特色
「こころ」と「からだ」について深く広く学び 将来に多彩な選択肢をもつスペシャリストに
今回新たに誕生する「人間科学群」では、人間健康学部スポーツ健康学科の「健康増進」についての学びと、教育学部学校教育学科の 「心理」についての学びが融合。教教分離※によって複数の学部・学科の強みを組み合わせた、日本初の特別な教育課程です。「こころ」と「からだ」に関する国内外のさまざまな課題についての幅広い教養と専門的な知識を身に付けられます。
データ分析などのテクノロジーの習得にも力を入れており、優れた技術を駆使しながら問題解決に向けて臨機応変に対応できる豊かな人間力を育成。松本大学が“地域”を舞台にこれまで培ってきた「健康づくり」「人づくり」のノウハウが、しっかりと生かされた学びです。
※学生が所属する教育組織と教員が所属する教員組織を分けた体制

どんな人材になれる?
「こころ」と「からだ」の両面から、人の成長や社会生活を支えられる人材をめざせます。カウンセリングやヘルスプロモーションのスキルを生かし、個人やコミュニティに寄り添って支援する力を身に付けます。
また、国内外の社会や教育を取り巻くさまざまな問題に多角的にアプローチし、 物事を本質的にとらえる力も身に付きます。 そのため、心理職や健康支援職などの専門職はもちろん、企業の中で人事・労務を担当するポジションに就くなど、柔軟で多彩なキャリア展開が期待できます。

取得をめざせる資格
- 認定心理士
- 第一種衛生管理者
- 小学校教諭二種免許
- 防災士
- 健康運動指導士 ・ 実践指導者
- 認定スポーツカウンセラー
- 日本サッカー協会公認C級コーチ・3級審判員
- ITパスポート
想定する就職先の一例
- 一般企業(人事・労務・健康経営など)
- 医療・福祉業界
- 自治体・公的機関 (保健・防災・健康増進事業など)
- ヘルスケアIT業界
- 教育・研修業界
- 大学院進学
開設予定科目
人間科学群には、「こころ」と「からだ」、
そして「AI・データサイエンス」について学べる科目がたくさんあります。
専門的でありながら、身近な場面でも生かせる多彩な学び。 その一部をご紹介します。
Pick up
心理系科目

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心理学概論
心理学に関する主要なトピックについて学習し、知識・理解を深めます。また、身近な例をもとに日常生活と心理学のかかわりについても考えることで、自分や他人をより深く知ることができます。
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健康心理学
「心の健康」に関するさまざまな理論、「ストレスマネジメント」に関する理論、「行動変容理論」など、運動・スポーツ心理学領域の中でも、健康にかかわる心理学について理論を中心に学んでいきます。
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カウンセリング入門
心理的問題を抱えている人の認知・感情・行動に働きかけ、課題解決力や自然治癒力を促進させ、適応的な変化を図る方法について学びます。また、グループワークやロールプレイ等を通して体験的に学びます。
健康系科目

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健康づくりと運動
有酸素運動と無酸素運動の違いや有酸素運動と無酸素運動の境となる領域について理解を深めます。効果的かつ安全な各種運動の実施法とその効果についても、解説をしていきます。
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健康管理論
超高齢社会の日本では生活習慣病の予防による、「健康寿命の延伸」が重要です。健康増進や疾患予防のための健康管理に関する全般的な体系を理解し、健康づくりに取り組むために必要な知識を修得します。
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ヘルスプロモーション
企業が社員の健康づくりに力を入れると、企業の生産性やイメージの向上、労働力の確保などにつながるという「健康経営」について学びます。将来的に、人事や労務の分野でも役立つ内容です。
AI・データサイエンス系科目

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データエンジニアリング概論
ビッグデータとその活用法、データの収集や表現、データベースの仕組み、情報セキュリティの重要性などを学びます。これからの社会でますます必要な、データを使いやすく整理して分析する技術を身に付けます。
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AI概論
人工知能の基本概念、歴史、応用、倫理的課題を学びます。機械学習や自然言語処理などの技術を概観し、社会への影響を考察します。
-
統計分析演習
心理や健康に関する調査、検査、実験などのデータを収集し、統計的に分析。最終的には、その結果をプレゼンテーションで発表し、学びを深めます。