総合経営学部総合経営学科 教授 太田 勉
総合経営学部では、「就職に役立つ国家資格」としてFP(ファイナンシャル・プランニング技能士)の資格取得を奨励していますが、2015年度はFP2級2名、FP3級10名(うち1年生1名)の合格者が出ました。FP2級には、昨年度までに3名が合格しており、合格者累計は5名となりました。このうち2016年1月試験でFP2級に合格した佐野幹仁君(3年生)は、「FP2級対策講座を受講して勉強してきたが、就職活動開始前に合格できてよかった。金融業界も志望しているので、自己アピールの材料として使いたい」と笑顔で意気込みを語っていました。
ファイナンシャル・プランニング技能検定は、顧客のライフプランに合わせて、金融、年金、保険、税金、不動産、相続などの資産設計に関し、総合的にアドバイスができる専門家に付与される国家資格です。FP3級はFP業務に関心があれば誰でも受験できるFPの入門編ですが、FP2級は受験資格がFP3級合格者等に制限されています。FP2級は、銀行員や証券マンなどが顧客の信用を得るために名刺に記載するレベルの実用的な資格で、金融業界や不動産業界などへの就職活動を有利に進められると注目されています。
FP3級対策講座は1年生から受講できるので、意欲のある学生は対策講座を活用して早めにFP3級合格を果たし、上位資格のFP2級に積極的にチャレンジするよう支援していきたいと思います。