松本大学松商短期大学部 商学科 学科長 篠原 由美子
このたび司書科目受講生の図書館実習が終わりましたので,10月24日に実習体験の報告会を行いました。
本学では「図書館基礎特論」として,松本大学図書館で12回の実習が義務づけられています。
受講生が19人いましたので,実習は夏休みの始めから10月上旬まで2カ月にわたりました。
実習では,図書や雑誌の受入,ラベルの張り替え,研究図書の整理,雑誌の排架変え,カウンター業務,展示など多様な仕事を体験しました。
報告会では,「1冊の図書が利用者にわたるまでにたくさんの手続きが必要だということがあらためてわかった」「カウンターでは利用者の好みを知る立場になるが,安心して利用してもらうために決してその情報を他人に漏らしてはいけないと思った」「作業効率を考えることが大事だと思った」など実感を伴った発言が多く語られました。
この体験を通して学んだことは,今後の司書科目の学習だけでなく,作業効率を考えて仕事をすることの重要性など社会にでたときにも役立つものになることと思います。
この報告会には,実習の準備や指導に携わってくれた2人の図書館スタッフも出席しました。
2人に対して多くの受講生から感謝のことばが聞かれました。